■ 浜口隆則の経営論 Vol.9:社長の給与は残り物 ■
「社長の給与は残り物」
これが成功し続ける経営者の考え方。
仕事というのは、自分に与えられた役割をまっとうした時に、
報酬をもらう権利が生じる。
経営者の仕事とは、経営という
「関わるすべての人を幸せにする仕組み」が
永続するために必要な「あらゆること」をすることだ。
しかし、それが出来ていないのに、
報酬だけ取ろうとする経営者が多過ぎる。
だから、失敗する。
自分の報酬を増やしたかったら、
残り物で溢れるくらいの会社にすればいい。
それが残り物なら、経営者は
いくら給与を取ってもかまわない。
年収3000万円でも、年収1億円でも、一向にかまわない。
残り物がどれだけ大きかろうが、
それが、そういう会社をつくった経営者の報酬だ。
「社長の給与は、最後に決まる」
それは厳しくて大変なことだ。
しかし、だからこそ、社長の給与は青天井で、夢もある。
― 浜口隆則・著『社長の仕事』より