今回は、最近読んだ本の中で
特に心に残った1冊をご紹介します。

それは、2017年の米Amazon
「ベスト・サイエンス書」にも選ばれた
『Learn Better』です!

386ページにも及ぶ、重厚な内容の本書。

多くの研究調査、

そして、

学びの専門家や心理学者への
取材を通して導き出した

「本質的な学び方」が
余すところなく記されています。

本日は濃厚な内容の本書から、
一部を皆さまにご紹介します!

1. 人生100年時代を生き抜く、
  究極のサバイバルツールは、コレ!

「人生100年時代」と言われる現在。

「生き残り」のために、
最も必要なことは何でしょうか?

本書では、それは、
「学習の方法を学ぶこと」だと
伝えています。

「“学習の方法を学ぶ”って、
 どういうこと?」

学習の方法は、大別すると、
次の2つの要素から成り立っています。

▼学習の方法とは?・・・・・・・・・

◯学習のプロセス
◯普遍的な知識習得の手法

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本書では
【理想的な学習プロセス】として
次の6ステップを紹介しています。

▼理想的な学習の6ステップ・・・・・

<①価値を見いだす>

「学びたい」と思わなければ
 学ぶことはできません。

 まずは「学ぶことの意味付け」を
 行うことが必要です。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

<②目標を設定する>

「何を学びたいのか」を見極め、
 目的と目標を設定します。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

<③能力を伸ばす>

 スキルをどのように磨き、
 パフォーマンスを向上するのか。

 メソッドに当てはめながら
 日々の中で実践していきます。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

<④発展させる>

 習得した知識を「応用」します。

 スキルと知識に肉付けをすることで、
 習得した知識が進化していきます。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

<⑤関係づける>

 その知識に対して
「裏側」や「関連性」を探っていきます。

「なぜ?」「どうして?」を知ることで、
 他の知識と関連付けが可能になります。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

<⑥再考する>

 学習には間違いや過信がつきもの。

 どんな知識も
「わかったつもり」にならず、
 常に見直すことが必要です。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

何か新しいことを学ぶ際には、ぜひ、
この6ステップを意識してみてください!

しかし、いくら知識を学んでも、
「定着」しなければ意味がありません。

定着のためには、
何をすれば良いのでしょうか?

2. 「検索練習」で、知識を定着させる

本書内では「知識定着」の方法として
1つのスキルが紹介されています。

それが「検索練習」というもの。

これは、学んだことについて、
「自分で自分に質問する」練習です。

例えば・・・

「今日読んだ本に書かれていたことは
 何だったかな?」

「先程のセミナーで知ったことの中で、
 自社に使うべきことは何かな?」

などなど。

自分が学んだことに対して、
自分自身で質問をして、

「自分の中で再生できるか」を
確認するのです。

この「検索練習」を繰り返し行うことで
知識の定着が大きく進みます。

3. 「理想的な学習プロセス」を
  知っているだけで、学習の質は変わる!

「検索学習」のような実践機な学習方法が
本書には惜しみなく紹介されています。

「学習方法」は「学ぶ」ことの根本。

一度、身につけさえすれば、
後は、どんな分野でも
専門知識を習得できます。

それは、
AI・ブロックチェーン・VR・ARなどの
最新分野であっても、もちろん同じ。

「学習方法」を身につけることは、
学びの効率を一気に飛躍させるのです。

今回はここまで、「学習の方法」について
お伝えしてきました。

最後に
「学習の質を高めるポイント」を
簡単にまとめて、お伝えいたします。

▼学習の質を高めるポイント・・・・・・・

 *頭を働かせ、
 *戦略を立て、
 *熟孝し、
 *練習して発展させ、
 *関係づけと再考を行えば、
 *習熟度を高めていくことができる。

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「学ぶこと」は、
人の可能性を大きく広げます。

その発展の幅を大きく左右する
「学習の方法」をアップデートできる本書!

ぜひともご一読ください!

ライター:野田 拓志


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