コクヨの「宿題やる気ペン」が
話題となっています。
皆さんは、
この商品をご存知ですか?
◎コクヨの「宿題やる気ペン」
https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/yarukipen/
今回は、この商品を通して、
新ビジネスのヒントを
探ってみようと思います!
1. コクヨの宿題やる気ペンとは?
この「宿題やる気ペン」は、
市販の鉛筆に取り付けて使用する商品。
専用のスマートフォンアプリと
連動させることで、
勉強への取り組みを「やる気パワー」
として“見える化”します。
そして、
溜まった「やる気パワー」に応じて
LEDの色が変化。
アプリ内のキャラクターが力を得て、
スゴロク形式の
「やる気の庭」を進みます。
全18ステージで
様々なアイテムを収集でき、
子どもがついついやりたくなる仕様。
主な顧客対象として
小学校の低~中学年を想定しています。
また、子どもの努力が
カレンダーやグラフの形で
“見える化”されるため、
保護者にとっては“褒めるポイント”を
発見しやすいのが特徴です。
2. この商品の面白いポイントは?
この商品の面白いポイントは、
どこにあるのでしょうか?
私は3つあると思います。
【3つのポイント】・・・・・・・・・・
<1.親の困りごとの解消>
「宿題やりなさい!」
そう言い続けるのは、
親として疲れるもの。
この商品は、そうした悩みから、
親を解放してくれます。
むしろ、褒めるきっかけが
生まれるのです。
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<2.ゲーミフィケーション>
子どもにとっては、ゲーム感覚で
日々の宿題に取り組むことができます。
宿題をこなせばこなすほど、
アプリ内で「成長」が見えるので、
もっとやる気になっていきます。
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<3.見えづらいものの見える化>
「勉強を何時間すれば良いか」は
なかなか分からないもの。
この商品は「ペンの色」で
勉強というものを単位づけしています。
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3. 新しい「尺度」が新市場を築く
③のポイントの
「単位をつくっていく」というのは
新しいビジネスアイデアの
ヒントになります。
例えば、
・「“貴重”度合い」の単位化
→ 1kty(きちょう)
・「“当たり前”度合い」を単位化
→ 1ame(あたりまえ)
などなど。
まだ「測られていないもの」を
測ることで、
価値が生まれることがあります。
今回の「宿題やる気ペン」は、
測られていないものを測り、
見える化したことで
新たな新市場をつくったのです。
新ビジネスを考える際の
1つの切り口として
「単位をつくる」という観点を
試してみてください!
ライター:野田 拓志