2020年4月。日本で最初の緊急事態宣言が発令。
そして現在、あれから1年以上の月日が流れました。
プレジデントアカデミーでは2020年5月の段階で、コロナ禍で生まれた新ビジネス14個の特集を組みました!
今回は2021年9月の最新版、さらに多様化したビジネスを2倍の28個取り上げます!
ビジネスモデルを思い切って転換した企業などもあり、目が離せません!
既存のビジネスモデルに何か変化を加えたい企業にとって、少しでもヒントになれば幸いです!
- 【新ビジネス28選】
- ①subLime「BEX BURGER」
- ②鳥貴族「トリキバーガー」
- ③アサヒビール「生ジョッキ缶」
- ④JR東日本クロスステーション『BECK’S STATION LOUNGE』
- ⑤ゲオホールディングス「GEO-YA」
- ⑥グルメパートナーズ『eEAT(イート)』
- ⑦Apple「マスク着用顔認証」
- ⑧サムライワークス『Victorian Mask』
- ⑨サンザ『パセラのコワーク』
- ⑩アドレス『ADDress』
- ⑪居酒屋わっしょい『クラウドファンディング』
- ⑫ブリーズ航空『ブリーズ航空』
- ⑬宏福商事合同会社『越境販売業務代行サービス』
- ⑭墓石専門会社インターロック株式会社『サンジュ・ベージュ』
- ⑮ホテルニューオータニ『ご褒美時間』
- ⑯ボディコープ『Fit on&off』
- ⑰LUUP『LUUP(ループ)』
- ⑱Rebase『インスタベース』
- ⑲AMC『映画館貸切サービス』
- ⑳キリン『ホームタップ』
- ㉑Oisix『飲食店丸ごとお届け企画』
- ㉒Nadie『放課後マネキン』
- ㉓串カツ田中『卓上フライヤー』
- ㉔フジテック『エレベーター非接触ボタン』
- ㉕ダイドー『足操作自動販売機』
- ㉖ドジャース 『ワクチン接種者専用席』
- ㉗神社・寺院『花手水(はなちょうず)』
- ㉘ワークマン『#ワークマン女子』
【新ビジネス28選】
①subLime「BEX BURGER」
2021年5月に吉祥寺にオープンした24時間営業のテイクアウト専門ハンバーガーショップ。
1日の客数の3割が20時から23時頃にかけて来客。
緊急事態宣言下において、飲食店の閉まる20時以降にも購入できるところが強み。
コンビニ弁当に代わる選択肢となっている。
(出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000588.000005340.html )
一言解説:
見事なポジショニング、一般の飲食店の常識の営業時間をずらしたことで魅力が生まれていますね。特に夕食難民が発生している都内では心強い味方ですね。
②鳥貴族「トリキバーガー」
2021年8月23日に大井町にグランドオープンしたトリキバーガー。
居酒屋チェーンである鳥貴族が昼営業に本格参入することに。
(出典:https://www.asahi.com/articles/ASP355DSHP35PLFA00K.html )
一言解説:
自社のリソースをうまく活用する新事業への進出です。既にある鶏肉の調達ルートを活用することで追加費用少なく新事業に参入できます。既存の居酒屋のキッチンをゴーストレストランのように使用すれば、フードデリバリーへはすぐに参入もできますね。
③アサヒビール「生ジョッキ缶」
2021年4月に発売しSNSで話題沸騰の新商品。
家庭内でお店のようなビールを楽しんでもらうことをコンセプトに誕生。
現在は予想以上の売れ行きに一時休売中。
(出典:https://www.asahibeer.co.jp/superdry/namajokkikan/ )
一言解説:
家飲みがスタンダードになった2020〜2021年。そんな中で新たな商品価値をつくったのがアサヒビール「生ジョッキ缶」です。家でも生ビールのような泡を堪能したいというニーズを上手く汲み取っています。
④JR東日本クロスステーション『BECK’S STATION LOUNGE』
2021年2月にさいたま新都心駅改札外にオープンした時間課金型カフェ。
フリーWi-Fiはもちろん、コンセントや1人向けコワーキング座席などオンラインミーティングに対応した店舗設計になっている。
20分200円のフリードリンク制、支払いは交通系ICとなっており入店のハードルが低いことも特徴的。
(出典:https://www.inshokuten.com/foodist/article/6081/ )
一言解説:
電車に乗る人が減っているのであれば、「乗る人の客単価を高められないか?」という視点でつくられた新ビジネス。CLV(LTV)マネジメントの視点からの新ビジネスです。
⑤ゲオホールディングス「GEO-YA」
2021年1月、レンタルショップなどを運営するゲオからコンビニのような食品小売店がオープンした。コンビニの半分〜1/3以下の面積で正社員は1人、弁当などは取り扱わず日持ちする食品がメイン。レジもセルフとなっており、コストを削減しつつ経営されている。
(出典:https://www.ssnp.co.jp/news/distribution/2021/02/2021-0215-1414-14.html )
一言解説:
この「GEO-YA」は、喫煙所を備えているという特徴があります。近年喫煙者がタバコを吸える場所は少なくなっています。ニーズはあるものの喫煙スペースという供給場所が減っています。その需要と供給の差に注目した新ビジネスです。
⑥グルメパートナーズ『eEAT(イート)』
テイクアウトやデリバリーといった飲食業界の急速なWEB販売需要に合わせて、同社は飲食店のオンラインショップ基盤を整える支援を開始。
苦手な方でもWEB販売が行える仕組みはBASEと似ているが、販売手数料が0円というところにも驚かされる。
(出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000027279.html )
一言解説:
飲食店の商品提供方法の変更の波(店舗内から店舗外へ)に伴う新サービスです。多くの飲食店さんはwebサイトを持っていないことがほとんどでした。そのようなお客様の困りごとに対応をするビジネスです。
⑦Apple「マスク着用顔認証」
2021年4月時点で公開間近となっているiOSの新バージョン「iOS14.5」にはマスク着用時でも顔認証がされるシステムが導入予定。
iPhoneロック解除時にマスクを下げる一手間から解放され、一気にストレスフリーに。
(出典:
https://9to5mac.com/2021/04/27/iphone-how-to-use-face-id-with-mask/ )
一言解説:
既存の商品でも時代の変化に合わせて、変化していくことが求められます。それが満足度の高いAppleの商品であってもです。「変化に適応できるものだけが生き残る」という言葉を思い出す取り組みだと思います。
⑧サムライワークス『Victorian Mask』
マスクにメイクがつく・・・。
そんな悩みを解決してテレビで多数取り上げられているマスク。
メイクがつきにくいだけでなく、肌荒れしにくくフェイスラインが綺麗に見える為、女性からの支持を多く獲得している。
(出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000513.000052196.html )
一言解説:
マスクが当たり前の世の中になりました。以前は「黒のマスク」などはあり得ないという世の中でした。しかし、今では市場の成熟が進み、細かいニーズに対応するカスタマイズが進む「多様化」のビジネスフェーズになってきています。
⑨サンザ『パセラのコワーク』
宿泊需要の著しい低下を受け、同社はカプセルホテルをコワーキングスペースにリノベーションした。二階建ての部屋を拡張してデスクワークに合わせた仕様に変更するなどの工夫がみられる。
(出典:https://www.value-press.com/pressrelease/265237 )
一言解説:
カプセルホテルをリノベーションするプロジェクトです。出張などが減り、ニーズが減ったカプセルホテルを、テレワークの普及によって個室オフィスが欲しいというニーズ増加に対応した事例です。お客様のニーズに合わせてリソースを組み替える素晴らしい事例です。
⑩アドレス『ADDress』
月額4.4万円(税込)〜で定額住み放題ができるサービス。
全国に宿泊が可能で、アドレスホッパーやワーケーションをする人々に合うサービスとなっている。
(出典:https://address.love/ )
一言解説:
一度は考えたことがあると思います「全国を転々としながら暮らしたい」。そんなあったらいいなを叶えるサービスです。テレワークの普及により働く場所が関係なくなったという企業や人が現れました。その新しく現れた人々の理想を叶えるサービスです。
⑪居酒屋わっしょい『クラウドファンディング』
高田馬場にある創業31年の老舗居酒屋が行なったクラウドファンディング。
店の存続をかけたプロジェクトは、地元住民や地域の大学生たちから厚い支援を受け目標額の2倍、2千万円の支援を獲得。
キャンプファイヤークラウドファンディングアワード2020にて飲食・フード賞を受賞した。
(出典:https://camp-fire.jp/projects/view/266464 )
一言解説:
クラウドファンディングの寄付型&購入型の事例です。地域に長年根ざしていた老舗の存続手段として注目されています。「今は行けないが…コロナが明けたら必ず行く」という人々に前売り券のようなものをお渡しすることでお金を集めています。
⑫ブリーズ航空『ブリーズ航空』
アメリカで2021年5月27日に初フライトを終えたばかりの新航空会社。
競合がコストカットで手放したパイロットを含む人員と中古機体を低価格で確保。
米国民の約半数が1回目のワクチンを摂取しているタイミングでの初フライトというコロナ明けを狙い打った戦い方に今後も注目したい。
一言解説:
業界内で余ってしまったリソースを安く仕入れることで、新規参入を行った事例です。「逆張り」とはこのことを言うかのような新ビジネスです。東海岸の中小規模の都市間を結ぶもので、今までの「大都市へ旅行をする」とスタイルから、もっと広範囲で面白い旅行が今後流行るだろうという予測の上での参入のようです。
⑬宏福商事合同会社『越境販売業務代行サービス』
2018年創業の同社は、日本食品や衛生用品などの貿易をメイン事業としていたが、各国間の移動が厳しくなったことに伴い新サービスを開始した。
貿易事業のノウハウを生かし、海外企業の商品を日本で販売する代行サービス。
コロナが長期化し、リモートの会議が標準化することを見込んだ上での施策となっている。
(出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000058844.html )
一言解説:
コロナになりできなくなったことの1つが「人の移動」です。できなくなったことを代わりに実施する代行業が新ビジネスの切り口として挙げられます。輸入&販売が出来ない海外企業に代わり、日本市場で販売していくというのは営業力のある会社であれば参入できる新ビジネスです。
⑭墓石専門会社インターロック株式会社『サンジュ・ベージュ』
「お墓参りは思い出にお参りする場所」であり「お墓参りが楽しくなる環境づくり」のためのお墓の総合コンシェルジュサービス「サンジュ・ベージュ」を2021年3月より本格的に運営をはじめています。
(出典:https://www.atpress.ne.jp/news/251576 )
一言解説:
こちらも、コロナになりできなくなったことの1つである「人の移動」に関する新ビジネスです。地元にあるお墓の清掃は帰省できないと行えないことの1つです。帰省しないことを推奨されている2020年〜2021年では大きな困りごとになっています。そんな困りごとを解決するために生まれたのがこの新ビジネスです。
⑮ホテルニューオータニ『ご褒美時間』
コロナ禍のひとり時間を満喫させたい需要に合わせ女性専用のおひとりさまプランを販売。
アルコールハンドジェルなど数多くの魅力的な特典を用意し、ちょっと贅沢な休日を演出する。
(出典:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001271.000014571.html )
一言解説:
旅行ニーズや出張ニーズが減り、稼働率が下がってしまっているホテル業界での新たなビジネスです。自分ひとりの「ご褒美」ニーズはこのコロナ疲れもあり、生まれてきています。ネーミングがよく、ホテルに泊まる新たなニーズを掘り起こせるかもしれません。
⑯ボディコープ『Fit on&off』
デスクワーク時間が増え、運動時間が減る傾向にあるコロナ禍でtoBのフィットネス福利厚生サービスを開始。
広いスペースを必要としないオンラインレッスンにより、小規模の企業でも比較的導入が容易である。
(出典:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000047999.html )
一言解説:在宅勤務が増えたことによって、従来の福利厚生がメリットにならなくなっている会社が増えています。そのため、在宅勤務に合わせた福利厚生サービスをスタートする会社が増えております。その1つがFit on&offという新ビジネスです。会社への通勤などが少なくなったためフィットネスニーズが高まっているものとも相まったビジネスです。
⑰LUUP『LUUP(ループ)』
日本初のヘルメット着用義務のない電動キックボード・シェアリングサービスが2021年4月よりスタート。普通自動車免許さえ所有していれば誰でも利用可能な利便性の高さと都心での密にならない移動が可能な点で話題を呼ぶ。現在都内200箇所以上にポートが設置されている。
(出典:https://luup.sc/ )
一言解説:世界で続々と増えている電動キックボード・シェアリングサービスが日本にも遂に登場です。まだまだ正しい認識が広まっていないためメディアを騒がせている本サービスですが、新たな移動手段として注目されています。
⑱Rebase『インスタベース』
レンタルスペース予約サービスを運営する同社は2020年6月、withコロナでのレンタルスペース活用を促進する全スペース10%OFFキャンペーンを実施。
利用者が増えたことにより現在、web会議用個室や小規模トレーニングルームなど様々なニーズに対応した多様な部屋が同サービス上で貸し出されている。
(出典:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000021828.html )
一言解説:コロナ前とコロナ後で需要が大きく変わったレンタルスペース業界。今まで活用していなかったスペースやニーズがそこまで大きくなかった中心地以外のビジネスを強化しています。新たなニーズを発見して、そこでビジネスを始めていくという新ビジネスの基本を取り組んでいます。
⑲AMC『映画館貸切サービス』
アメリカ映画館チェーン最大手AMCは利用人数の制限を逆手に取り、シアター貸切サービスを実施。1組最大20名で利用できる。価格は約1万円と比較的リーズナブル。
一言解説:せっかくの資産が活用されていないという状態は、企業にとって大きな損失です。少しでもその資産を活用するという思考から生まれたであろう新ビジネスがこちらです。
⑳キリン『ホームタップ』
本格生ビールサーバーを自宅で簡単に楽しめるサブスクサービス。
2013年に開発がスタートし、8年の歳月をかけて2021年に本格展開。
現在は会員制で利用可能になっている。
(出典:https://hometap.kirin.co.jp/about/ )
一言解説:コロナによってお酒を飲む場所はめっきり「家」になりました。そうなると家飲みをより充実したくなるのが人の行動心理です。まだまだ開拓の余地がある「家飲み」市場に向けての新ビジネスになります。
㉑Oisix『飲食店丸ごとお届け企画』
2020年4月からスタートした外食業支援企画『おうちレストラン』が2021年1月末にバージョンアップ。鍋や焼き台などの専用調理器もセットにお届けする『飲食店丸ごとお届け企画』。味だけでなく飲食店の雰囲気なども丸ごとお届けすることでレストランの雰囲気を最大限楽しむことが可能です。
(出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000481.000008895.html )
一言解説:こちらは「お家ごはん」の多様化に寄与する新ビジネスです。人は飽きる生き物なので、毎日の「お家ごはん」とは違うものを求めます。そんな人々の心理に合わせた新ビジネスです。
㉒Nadie『放課後マネキン』
2020年8月1日に3人の女子高生が立ち上げたファッションレンタルサービス。
自宅完結型のオンラインサービスで、1着500円という低価格からレンタルが可能。
「女子高生の枠を超える」というビジョンを掲げ、テレビ番組などにも取り上げられました。
(出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000053432.html )
一言解説:「色々な洋服を着たい」という女子高生のニーズと「それほどお金はかけられない」という女子高生のボトルネック両方をうまく解決したビジネスです。「今まで諦めていたこと」は新ビジネスのアイデアになることの証明だと思います。
㉓串カツ田中『卓上フライヤー』
2021年7月1日に100台限定で販売され数時間で完売。
家でも串カツ田中の味を揚げたてで再現できる。
店舗は平日4時間程度しか営業ができず、2021年になってからはECサイトに力を入れることで売上獲得を図っています。
(出典:https://onlineshop.kushi-tanaka.com/pages/flyer )
一言解説:こちらも「お家ごはん」の多様化に寄与する新ビジネスです。お子さんをお持ちのご家庭では、この卓上フライヤー1つで、食事がエンターテイメントになります。店舗で楽しみを生み出していた串カツ田中だからこそ、生まれた新ビジネスです。
㉔フジテック『エレベーター非接触ボタン』
コロナ禍では急激な”非接触需要”が生まれ、エレベーターにも手をかざすだけでボタンが反応するタッチレス操作が実装。
工事や災害時を考慮して通常通りタッチでも反応するようハイブリットに作られている。
(出典:https://www.fnn.jp/articles/-/71538 )
一言解説:急激な需要増加にすばやく対応した新ビジネスです。新たな常識を作り出すためには時間がかかりますが、数年後には非接触が当たり前になっているかもしれません。
㉕ダイドー『足操作自動販売機』
2020年10月より実証実験が開始された業界初の足で操作する自動販売機。
商品ボタンと取り出し口の操作が足で可能になっており、キャッシュレス決済と併用すれば、手は飲み物にしか触れない仕組みとなっている。
(出典:https://diamond-rm.net/technology/65625/ )
一言解説:こちらも、「非接触」という急激な需要増加にすばやく対応した新ビジネスです。環境が変わることで、新たなニーズが生まれます。それに対応できるかどうかが企業の生き残る可能性を変えると感じます。
㉖ドジャース 『ワクチン接種者専用席』
MLBの球団、ドジャースは本拠地ドジャースタジアムで開催する試合において、一部の観客席をワクチン摂取済みの方に限定して販売。席料は2割引きで、マスク着用ではあるが隣り合った席で声を出して応援が可能。
(出典:https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202105020000224.html )
一言解説:ワクチン接種者を優遇するという取り組みはこれから増えていくでしょう。企業も安心安全のために、お客様を選ぶような世の中が待っているかもしれません。
㉗神社・寺院『花手水(はなちょうず)』
花手水とは、神社や寺院で手や口を清める手水舎(ちょうずや)に花々を飾ること。
その美しい見た目がフォトジェニックであるとSNS上で盛り上がりを見せています。
(出典:https://www.jalan.net/news/article/535814/ )
一言解説:コロナの関係で、衛生上使えなくなってしまったものを、集客の目玉にする優れた取り組みです。ぜひ自社でも使えなくなってしまったものを有効活用して、人を集めるという取り組みができないか考えてみてはいかがでしょうか?
㉘ワークマン『#ワークマン女子』
2020年10月、プロ向け作業服を主力としている同社は横浜市に女性向けカジュアルラインとして#ワークマン女子をオープン。「低価格で高機能」を押し出し、女性向けラインナップを目立つように陳列。
(出典:https://workman.jp/shop/brand/workman-joshi/ )
一言解説:自社の持っている商品のターゲットを変え、新ビジネスとして行っていく多角化戦略の1つです。既に売れている商品を別のターゲット層で売れないか?を考えると自社でも新たな発見があるかも知れませんね。
いかがでしたか?
今回は聞き馴染みのある企業が従来のビジネスモデルをコロナ禍の世の中に順応させる形で変化させた例がいくつもありましたね!
これからも変動していく世界の中で、ビジネスも姿形を変え続けます!
もしも皆さまもビジネスモデルの変更を検討しているなら、この記事が少しでも参考になればと思います!
【ライター】
三富 大雅
早稲田大学スポーツ科学部
実践起業インターン【REAL】2期生
ばあごはん副代表
大学では、健康行動科学を専攻、特に「座り過ぎが身体へ及ぼす影響」について研究。早稲田大学×株式会社ビジネスバンクグループによる実践的な起業プログラム『実践起業インターンREAL』の二期生。シニア×学生のコミュニティ創生を目指す”ばあごはん”の副代表を務める。
【監修】
野田 拓志
株式会社 ビジネスバンクグループ
経営の12分野ガイド
早稲田大学非常勤講師
大学時代、開発経済・国際金融を専門とし、 その後「ビジネス×途上国支援」を行う力をつけるために一橋大学大学院商学研修科経営学修士コース(HMBA)へ進学。 大学院時代に、ライフネット生命の岩瀬氏や元LINEの森川氏に対して経営戦略の提言を行い、そのアイデアが実際に事業に採用される。 現在は、「社長の学校」プレジデントアカデミーの事業部長として、 各地域の経営者の支援やコンサルティングを行う。2017年4月からは早稲田大学で非常勤講師として「ビジネス・アイデア・デザイン(BID)」を行う。