「ツケ払い」と聞いて、
あなたは何を思い浮かべますか?

「銀座の高級クラブ?」

現代では、
本当の「ツケ払い」ができる場所は、
かなり限られていますよね。

しかし、この「ツケ払い」。

最近になって、「新たな注目」を
集めているのをご存知ですか?

「え、何で?」

今回はそんな、
「新しい」ツケ払いのお話です。

1. 電子決済の浸透率は、どのくらい?

消費税の増税に伴って、
政府がキャッシュレス決済の
普及に力を入れています。

多くの会社が参入し、
浸透しているかの「ように見える」、
このキャッシュレス決済。

実際の普及率って、
どのくらいだと思いますか?

実は、直近のアンケート調査では、
次のような結果が出ています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◯「日常的な支払い」に対して、
  キャッシュレス決済を使う人。

 → 全体の「25%」未満

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さらに、聞き取り調査によると、
「不信感」も、まだまだ強い。

「70%以上」の人々が、
何らかの不信感を抱いているそうです。

その中でも、特に浸透率が低いのが
「20~40代の女性」。

いったい、なぜなのでしょうか?

2.「ツケ払い」が支持される理由

キャッシュレス決済を使わない、
その主な理由とは・・・?

▼キャッシュレス決済を使わない理由・・

 ◯ 何となく怖い
 ◯ お金の感覚がなくなるの怖い
 ◯ 何となく信用できない

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そう。
完全に「感情」の課題なのです。

ざっくりと言えば、
「何となく使いたくない」なのですね。

かくいう僕自身も「現金主義」なので、
こういった気持ちはよくわかります。

そこで、最近になって
支持を集めているのが「ツケ払い」!

この「新しい」支払い方法が、
ジワジワと浸透しています。

「それって、どんな支払方法なの?」

「ツケ払い」は、私たちの
イメージそのままの決済方法。

店舗等で決済をする時点では、
金銭の支払いは全く必要ありません。

そして後日、決められた期日までに、
コンビニ決済や銀行振込を利用して
代金を決済します。

「え、それって・・・
 クレジット決済と同じじゃ・・・?」

そう。

「お金の流れ」だけを見れば、
クレジット決済と変わりません。

唯一の違いは、お金の支払いを
「自分でするか否か」だけ。

「え、それだけ・・・!?」

そう。
本当に、それだけ。

この「ちょっとした違い」に、
「安心感」を感じる人が居るのです。

人間は「感情の生き物」。

ほんの「ちょっとしたこと」で、
人の行動は大きく変わってしまいます。

例えば・・・。

3. 顧客のハードルを、1つ下げる

この事例は「集客」や「営業」面でも、
私たちに大きな示唆を与えてくれます。

「え、どういうこと?」

私たちの商品を買ってくださる
お客さまが居るということは、

「買うことを迷っていて、踏み切れない」
というお客さまも居るということです。

そういった方のために
「1つ低いハードル」を用意すると、
顧客が「動く」可能性があります。

例えば、電気自動車。

発売当初の電気自動車は、
「得体の知れないもの」という印象で、
売れ行き伸びませんでした。

その状況を打破したのが「無料貸出」。

「いきなり電気自動車を買うのは、
 怖いな・・・。」

「もし失敗したら、
 安い買い物じゃないしな。」

そう感じていた顧客が、
この「無料貸出」に反応しました。

「安全性は?」
「長距離の運転できるの?」
「運転の感覚はどうなの?」

などなど。

日常生活の中で、実際に運転すれば、
こうした懸念点は消えていきます。

私たちの商品についても、

「顧客が怖いと思っていること」
「不安を感じていること」
「迷っていること」

が、あるはず。

「それはいったい何なのか?」と、
考えてみる。

そして、
「そのハードルを1つ下げるには?」と、
問いかけてみてください!

<本日の質問>・・・・・・・・・・・・

Q1. 顧客が怖さを感じていることは?

Q2. そのハードルを1つ下げるには?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

皆さんの商品やサービスを
磨くための1つの切り口として、
ぜひ、考えてみてください!

ライター:黄塚 森


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