プレジデントアカデミー 経営の12分野 大野義啓 氏

2020年9月より、「GRIT ACADEMY( https://www.maemukiaction.net/academy/ )」をスタートされた大野 義啓さん。

開講にあたって、経営の12分野をGRIT ACADEMYの中で提供することになった経緯や実際お伝えするようになって感じたことをインタビューさせていただきました。

大野 義啓 GRIT ACADEMY

GRIT ACADEMYの講座風景

 

Q:「経営の12分野」や「プレジデントアカデミー」との出会いのきっかけを教えて下さい

 

もう5年ほど前になると思いますが、純粋なキッカケはビジネスバンクグループの元社員の平野公紳さんにご紹介いただいたところにあります。

 

当時は、人材育成や仕組み化を自社では取り組んでいました。

そんなときに、よりスタッフが働きやすい環境づくりをするために、

経営がスッキリと整理されている「経営の12分野」が自社の環境づくりで使えると思い、学ぶことをスタートしました。

スタッフの力を発揮するために、仕組みを導入する。そういう意識を持って学ばせていただいておりました。

経営の12分野 概要図

経営の12分野の概要図


 

Q:「経営の12分野」を認めてくださっていただいている理由を教えて下さい 

 

特に良いなと感じている点が2つあります。

 

1つ目は「コンテンツ」に関してです。

いい意味で教える人のクセなどなく、コンテンツとして仕上がっていると感じています。多くの場合、経営を教えるとなると、経営者自身の経験を語ることしか出来ません。しかし、経営の12分野は12年間改良が加えられてきているからこそ、コンテンツとして個人の経験に影響されすぎていません。カリキュラムとして完成していると感じますね。また、参加者の業種業態によって内容を変えているのではなく、安定しているのも良いですね。「学ぶ・話す・ワークをする」などをバランス良く提供しているので、どんな方にとっても学びのあるカリキュラムになっていると思います。

 

2つ目は「自分自身と会社の成長」に関してです。

教える立場になると、「経営の12分野は、シンプルが故に理解していないと伝わらない」と感じます。つまり、伝える側の能力が高くないと「経営の12分野」を教えるのは難しいです。

教える側になったからこそ、出来ていないといけない。自分の中の基準がものすごく上がりました。だから、やれているつもりのものが見つかった時には、実施していこうと取り組んでいます。その結果、会社や自分自身の成長にものすごく寄与していますね。

 

大野 義啓 経営の12分野 講演

コンテンツパートナーとして経営の12分野をお話する大野さん

 


Q:プレジデントアカデミーとご一緒に「経営の12分野」コンテンツを活用しようと考えた理由はなんですか? 

 

「目標達成のプロセスを身につける」アカデミー「GRIT ACADEMY」を実施しています。「GRIT」とは、やりきること。そこでは「やりきる技術」を教えています。

開講当初は、GRITの「やりきる技術」のみを提供しようと考えていました。

 

ただ、それだと実際GRIT ACADEMYの理想とする「学んだことを実践する」というサイクルがつくれないという壁にぶつかりました。

「やりきる技術」は身につけたけど、そもそもの「やることはどうしよう…」という状態です。

 

そこで、改めて原点に立ち戻って考え直すことにしました。この「GRIT ACADEMY」のペルソナは、創業して3年目の自分でした。それらの人たちに役立つのは何だろうか?と考えたところ、「経営」という答えにたどり着きました。

「GRIT × 経営」をすると相乗効果が高いだろうということで、取り組んでいこうと思ったのがキッカケです。

「経営」を「やりきる技術」で実践していくスクールは、創業3年目の自分だったら欲しいだろうという感じですね!

 

実際、「GRIT × 経営」をスタートして思うのは、受講者の皆さんがより実践に落とし込みやすくなっていると感じています。

GRIT ACADEMY 概要写真 経営の12分野

GRIT ACADEMYの1つとして経営の12分野をお話頂いております

 


Q:コンテンツパートナーをすることで、貴社自身への効果はどのようなものですか? 

 

受講している社員に変化が生まれてきました。本来、現場に立っている社員なので、なかなか経営の連動や繋がりに触れることがありません。しかし、「経営の12分野」に毎月じっくりと触れることで、一人ひとりの能力や視座が高まっていると感じます。

私たちの会社の社員は、GRITを実践しようということで「学んだことを必ず実施しよう」と取り組んでいます。

例えば、最近ではポジショニングマップで考えた内容を「チラシ」に落とし込んでいましたよ。その際に、ポジショニング(差別化)が伝わりやすいように、キャッチコピーを自分たちで考え、つくっていましたね。ポジショニングマップの内容もキャッチコピーの内容も「経営の12分野」の中で出てくる内容です。

 

もう1点は先程もお伝えしたように、自分自身は、出来ていると思っていたことが出来ていなかったと気がつけています。教える側も参加者と同じように、自社で取り組むべきことを見つけることができております。1歩1歩会社が前に進んでいると感じています。

 

GRIT ACADEMY ワークシート

GRIT ACADEMYではワークなども用意して実践をサポート

 


Q:お客さまに「経営の12分野」をお伝えしてどのような声をいただいておりますか?

 

「1つ1つのことを知っているつもりでしたが、ここまで細かく考えたことはなかったです」

「浅くなっているところを深く見ることができるようになりました」

このような声をいただいております。

「細かく考える」や「深く見る」というお客様の声は狙い通りで嬉しいですね。

 

GRIT ACADEMYでは、達成をするための目標設定(基準を下げる目標設定)ではなく、失敗を活かされるための目標を設定(基準を高いままやりきる目標設定)しています。そのため、1度だけでなく何度も1つ1つの内容に関して考える必要が出てきます。このように改善を繰り返すことで、受講者のお客様1人1人の仮説力が高まっていると感じています。

大野義啓 プレジデントアカデミー

インタビュー当日の風景

 

 

フォーリーフ株式会社 代表取締役
GRIT ACADEMY 代表

大野 義啓 氏 

事業内容:経営者向けスクール・講演業
HP:https://www.maemukiaction.net/academy/