ブレーキを捨てる準備

78|4大ブレーキを捨てる② お金を好きになる

私たちは日頃から、お金についてストレートに考えたり口にしたりすることをよくないことだと思う傾向にあります。

そのため、自分でビジネスを始めたときに、お金に関するマイナスの感情がブレーキとなってしまう人が多いです。

しかし、ビジネスをするときにお金を扱うことは避けられませんからお金についての偏見を持っていては、成功するのは難しくなってしまいます。

まずは、お金をフラットに見ることから始めましょう。

そもそも、お金とは「あなたは世の中にこれくらいの価値を提供しましたよ」という「価値の代弁者」に過ぎません。そこに「いい」も「悪い」もないのです。

世の中では、あたかもお金持ちは悪い人であり、宵越しのお金を持たずに「すっからかん」でいるほうが潔いかのように言われる風潮がありますが、それには異議を唱えたいところです。

なぜなら、お金を持っている人は、自分が社会から受けた価値よりも自分が社会に提供した価値のほうが高い人であり、お金がない人は、自分が社会から受けた価値よりも自分が社会に提供した価値のほうが低い人なのです。

どちらが社会にとって役に立っているかは明白ですよね。

子どもの頃から、お金のことをいろいろ考えるのはいけないことのように教えられてきた私たちですが、実際には、お金の知識がないことで人に迷惑をかけている人が多いというのが現実です。

世界の歴史には、いつも支配する層と支配される層が存在します。

支配する層は自分たちが世の中をコントロールしたいので、支配される層に力をつけてほしくありません。経済力を持たれては困るので、普通の人がお金儲けを考えないような仕組みが世界中でつくられてきたのではないかと私は思っています。

古くから世界の統治に必要とされてきた宗教ですが、そのほとんどがビジネスやお金に否定的です。唯一、肯定的とも言えるのがユダヤ教で、教典タルムードには、お金を儲けることに肯定的な教えが書かれています。だからユダヤ人は、商売がうまいのかもしれません。

私の推論が正しいとすれば、お金に対するマイナスの感情を持つことは、その仕組みを受け入れることであり、支配される側に留め置かれることになります。逆にお金についてストレートに考えることは、人として強くなることそのものです。

ビジネスを始めたら、お金をしっかり扱わねばなりません。

ですから、会社員のうちから、もっとお金に親しみましょう。お金を身近に感じ、お金について考えるクセをつけてください。それは、起業してからでは間に合いません。

起業してからのお金の収支をシミュレーションしてみるのもいいでしょうし、通帳を眺めて預金の額を定期的にチェックするのもいいでしょう。

あるいは、財布の中のお札の向きを揃えたりすることも悪くありません。

もっともっとお金と正面から付き合って好きになることです。

▶︎Point|お金との付き合い方を真剣に考えてみよう

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