今の仕事でもたびたびプレゼンしているかもしれませんが、事業を起こせばますますその必要性は高まります。
プレゼンは、「こちらが理解してもらいたいように相手に理解してもらおうとする」行為です。ビジネスには絶対に必要な力ですから、今からプレゼン経験を重ねて、起業したときに効果的な伝え方ができるようにしておきましょう。
もっとも、私たちは日常的にいろいろな場でプレゼンをしています。
たとえば、あなたが友人たちと会って「今日何を食べに行く?」という話になったとしましょう。いろいろなチョイスがある中で、自分が焼き肉を食べたいなら、「なんか、今日は疲れたからガツンと焼き肉とかもいいよね」などと、みんなが焼き肉を食べたくなるような方向へ持っていこうとするはずです。
成功する人は、普段からこういうことがうまくできています。双方のメリットに目を向け、相手のメリットも顕在化させて「これをやったらお互いにとっていいですよね」とウィンウィンの形を見せることができるのです。
また、プレゼンが上手な人はストーリーを語ることができます。
ストーリーは、「認知価値」をつくりだします。たとえば、1本のペットボトルのお茶が持っているのは「絶対価値」です。同じペットボトルのお茶が2本並んでいたら、絶対価値は同じです。ところが「農家の◯◯さんが自分の息子のように大事に育てた葉を使っていますよ」と言われるのと「コンビニで買ってきました」と言われるのでは、認知価値は大きく違ってきます。
ストーリーを語ることで認知価値を高めることができたら、絶対価値はほどほどであっても売ることができるのです。
こうした能力を高めるためにも、仕事でもプライベートでも積極的にプレゼンに取り組んでいきましょう。
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