能力の準備

55|自由に溺れない力をつける

会社員でいるときは、さまざまな規則に縛られています。9時までには出社しなければならないとか、休暇を取るためには届けを提出しなければならないといった決め事の中で動いています。

ところが、起業すれば自由になります。土日に働く自由もあるし、平日に休む自由もあります。あなたは、自分の好きなように動いていいのです。

素晴らしいことであるように思えますが、そこには悪魔も潜んでいます。自分で自分を律することができなければ、ダラダラし放題になるということです。

寝坊しても誰も文句を言いません。それに甘え、仕事に集中するのは昼頃から深夜となれば、どんどん朝が苦手になります。

そして、午前中の打ち合わせを避けるようになり大きな機会を失ったりもします。

 

大学で体育会のテニス部に所属していたとき、キャプテンに任命された私は「部員の自律性を重んじて、自由にやらせたい」と考えました。そんな私に対して先輩は、「浜口、自由は難しいんだぞ」と言いました。

私は、その意味がまったくわからず「自由のほうがいいじゃん」と気に留めずいたのですが、実際に半年ほど経つと、多くの部員が練習をしなくなり、したとしても好きな練習ばかりするようになり、試合で勝てなくなりました。

「必要なことは課されたほうが成長できる場合もある」ということを、私はこのときに学びました。

 

起業すれば、誰も何もあなたに課してきません。あなたは自分で決めたことを自分で行っていかなければなりません。さもないと、1つの結果も出ないのです。

自由のいい面ばかりに溺れるのではなく、それを操れる人になってください。

▶︎Point|自由な海を泳ぐための「マイルール」をつくろう

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