会社員でいるときも経営者になってからも、どうしてもモチベーションが下がることがあります。いくら自分に発破をかけてみても、ダメなときはダメ。もともと、人間にはバイオリズムがあるし、嫌なことがあったら気分が落ち込むのは当たり前のことです。
だから、モチベーションが下がった自分を嘆くのではなく、そのときの対処法をいくつか用意しましょう。
サービス業が中心となっている今の時代、ビジネスパーソンのモチベーションを下げてしまう大きな原因は「人疲れ」です。
私もそうですが、人を相手に仕事をしていれば、自然のバイオリズムでは「鬱(うつ)期」に入っていても「躁(そう)期」の自分を演出しなくてはなりません。とくに経営者は、無理に「躁」をキープする必要性に迫られることも多いので、疲弊しやすいのです。
こんなとき私は、1日か2日、まったく誰にも会わず予定も入れず、引き籠もります。あえて自分に「鬱」の状態を許し、意図的に思いっきり下げておくことで、逆に、また「上がろう」というモチベーションが復活するからです。
また、社員のモチベーション維持のために、「顧客からの感謝の声をシェアする」ということを社内で行っています。
1人の社員が受け取った感謝をメーリングリストで全員に流せば、1週間に100個ほどの感謝を各々が目にすることもできます。
あるいは、過去に感謝された声をとっておいて見返すのでもいいでしょう。
仕事をしていて一番きついのは、自分のやっていることに意義が見出せなくなることです。でも、顧客からの感謝があれば単純に嬉しいし、「自分のやっていることは間違っていない」と認識できます。
落ちた自分を持ち上げる手法を、あなたなりに3つくらい用意しておきましょう。
▶︎Point|自分に合った復活方法を用意していこう