あなたにとって、仕事とはどんなものでしょうか?
実は、とても多くの人が「仕事イコール嫌なこと」であり、「嫌なことをする等価交換としてお金がもらえる」ととらえています。
「楽しいことはお金を払って体験するものであり、楽しみながらお金を受け取れることなどあるはずがない」と考えているのです。
私自身も社会人になったばかりの頃は、この考えに支配されていました。
この考えに支配されると、どういうことが起きるでしょう。「仕事が楽しい」と感じることがあったときに、その楽しさを否定しようとします。
「仕事は嫌なこと」
「嫌なことをするからお金がもらえる」
「だから、仕事は嫌なことじゃないといけない」
この三段論法にはまると、たとえ仕事が楽しかったとしても「でも、あそこがダメだ。ここがダメだ」……などとワザワザ楽しくないほうへ持っていこうとします。無意識に、仕事を嫌なことのように、嫌なことのようにしていくのです。
こうして、多くの人たちが、嫌なことをやり続けなければならなくなっているのです。
こんな状態は会社員であっても十分に苦しいはずです。しかし、起業して自分で仕事をつくりだす立場になったらもっと大変です。なぜなら、あえて嫌なものをつくりださなければならなくなるのですから。
もちろん、仕事には嫌なことを我慢してやらねばならない局面もあります。
だからといって、仕事が嫌なものである必要はありません。
仕事は楽しかろうが楽しくなかろうが、人に喜ばれるような価値を提供できればいいのです。嫌なことをしたから喜ばれるわけではありません。その勘違いから今すぐ抜け出しておきましょう。
▶︎Point|「仕事=嫌なこと」という考え方を捨てよう