「仕事ができる」と「起業に向いている」は似ているようでまったく違います。
会社の中ではとても有能だったのに、起業してダメになる人がたくさんいます。
では、いったい起業に向いている人はどういう人なのでしょうか。
あなたは起業に向いているのでしょうか?
判断する材料は、細かく指摘すればキリがありません。
でも、1つ言えるのは、本書を読み進めていて楽しい気分になったり、「なるほど、できそうだ」と感じる項目が多くあればあるほど向いているはずということです。
もし、「無理だよ」「そんなの嫌だ」と重苦しい気持ちになるようだったら、やめたほうがいいかもしれません。
私が多くの起業家を見ていて感じるのは、成功している人は、そのプロセスにおいても明るくいられたということです。
彼らは成功したから生き生きとしているのではなく、そこに至るプロセスでも生き生きしていたから成功できたのです。途中、苦しい局面もたくさんあったはずですが、そこで「ダメな表情」を見せなかったから、信頼されて仕事が回ってきたのだと思います。これができるかどうかも、大きなポイントと言えるでしょう。
ちなみに、「自分が起業に向いているかどうか」について、周囲に意見を求めるのはナンセンスです。なぜなら、家族や友人は起業や経営の専門家ではないからです。自分が相談しやすいという理由だけで、知識や経験のない人からの的外れな意見を参考にしていたら、正しい判断はできません。
起業という重大決断については、自分でじっくり考えることです。
▶︎Point|本書を読んで「楽しそうだ」と思えているかチェックしてみよう