物事を確実にやり遂げていくために必要なのは、逆算して今の行動を決めていくことです。
ある1つのゴールを目指したら、そこに辿り着くまでに何をしなくてはいけないかを考えます。さらに「そのためには」「そのためには」と逆算を繰り返していった結果が今やるべきことです。
たとえば、「今日は友人が来るから、すき焼きをつくろう」と決めたときに、いきなり鍋に醤油と砂糖を放り込む人はいないでしょう。
まず「すき焼きにはどんな材料がいるかな」と考え、「それを手に入れるためにはどこのスーパーに行けばいいか」を考え、さらには「友人は何時に到着するか」を考え、「何時までには買い物を終わらせる」と考えて行動を決めていきます。
そうやって逆算して行動していくことで、最適な時間に美味しいすき焼きを友人と楽しむことができるのです。
このように、私たちは普段から、仕事でもプライベートでも「上手にやろう」と思ったときには逆算思考をしています。
起業したら、どんなことでも上手にやったほうがいいに決まっています。だから、何事につけ逆算思考で考えるクセをつけていきましょう。
逆算思考に慣れていくと、大きな仕事を小さいピースに落とし込むことができるようになり、今やるべきことを、より明確に見つけられるようになります。
逆算思考で考えるということは、完成型が見えているということでもあります。もし逆算思考がうまくいかないなら、それはビジョンがおかしいのかもしれません。逆算思考をクセにすれば、そうした気づきも得られます。
▶︎Point|「1つ前にすべきことは何か?」と考えてみよう