リスクの準備

09|失敗に対する考え方を変える

起業して成功する人は、「失敗すること」について独特の感性を持っています。

彼らの思考をわかりやすく表すと、【図1】の「成功する人」ようになります。

彼らにとって失敗は、悪い結果ではなく、あくまでよい結果を得るためのプロセスです。なにか1つ失敗すれば、「それをやれば失敗する」という学びが1つ増えるので、より成功に近づくと考えます。だから失敗はウェルカムであり、失敗を恐れることなくどんどん行動を起こしていけます。

【図1】

 

ところが、多くの人は【図1】の「失敗する人」のような考え方をします。

ゼロのスタート地点から、成功か失敗か、どちらか真逆の結果に行き着くしかないととらえるのです。これでいくと、失敗することは、成功から大きく遠ざかることを意味します。だから、1つ失敗するたびにいちいち深く落ち込み、行動を起こすことに恐れを抱くようになります。

起業するということは、行動を起こすことに他なりませんから、この思考回路に陥ることは危険なのです。

 

私が起業支援ビジネスを立ち上げたときも、最初は失敗の連続でした。

ですが、3年くらい試行錯誤していくうちに、だんだんとノウハウが身についていきました。つまり、その3年はノウハウ取得のためのプロセスだったのです。

起業して最初から何もかもうまくいく人などいません。もし、いたとしても、失敗から学びを得ることができていないので、長い目で見ると、どこかで頓挫することになるでしょう。

あなたが起業すれば、まずは失敗の連続です。それを「よい結果へのプロセスだ」と思えるか、「悪い結果だ」と落ち込むかによって、あなたの行動がまったく違ってきます。ぜひ、前者へマインドチェンジしておきましょう。

▶Point|失敗と仲良くなろう

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