「まったく、会社はわかっていない」
「こんな手法がウケるわけない」
会社員でいるときは、会社やチームのやり方について、いくらでも批評することができます。一方的に批評しただけであっても、とくにあなたの仕事に支障が生じるわけでもありません。
ところが、起業すると立場は逆転し、批評を受ける側になります。そのときになって初めて「批評するだけなら誰でもできる」と実感することでしょう。優秀な経営者になればなるほど、批評だけする人を嫌う傾向にあります。
自分が批評ばかりしていないか、一度、振り返ってみてください。
今の仕事について、いっさい、批評するなとは言いません。ただし、批評したなら代案を出してください。
というのも、批評するということは、そこになにか問題を発見しているということです。問題を改善する過程で優れたアイデアが生まれ、大きなビジネスチャンスにつながります。
ですから、せっかく問題発見能力を発揮したのであれば、それを発見だけで終わらせず改善に持っていかなければもったいないのです。
これからは、「批評+代案」をセットにしていきましょう。
実際に起業したら、うまくいかなかったことについて、どんどん次のプランを考えていく必要に迫られます。
何か批評したくなるような点があったら、必ず「では、どうすればいいのか」をセットで考える習慣を今から持てば、起業してからあなたの強い味方となります。
▶︎Point|批評するだけはやめよう