「みんなと同じようにやりなさい」
「1人だけ違うことをしたらダメ」
私たちは子どもの頃から、こんなことを言われて育ちました。確かに、規律を重んじる学校教育では、ときに「人と同じ」も必要なのだと思います。
しかし、ビジネスで人と同じことをしていては、新しい価値は生み出せません。「いかに人と違うことをするか」を考えるのが、起業で成功するためには必要です。
ところが、小さい頃に言われたことが頭のどこかに残っていて、人と違うことをすることに対して、無意識にブレーキがかかってしまう傾向があります。
そんな状態のまま起業すれば、誰かがやっていることを後追いするだけになってしまいますから、今のうちからバイアスを解いておく必要があります。
その訓練として、普段から人と違うことをいろいろやってみましょう。
どんなに小さなことでもいいのです。
・みんなが8時半に会社に来るなら、あなただけ7時に来てみる。
・みんなが社員食堂でランチをとるなら、あなただけ外に出てランチをする。
・みんながウインドウズで仕事をしているのに、あなたはあえてマックを使う。
・みんながクールビズをしているのに、あなたはあえてネクタイを締める。
こうして、周囲との違和感の中に身を置いてみましょう。
もしかしたら、「変なヤツ」と言われるかもしれないし、ちょっと仲間はずれにされてしまうかもしれません。でも、気にしないこと。人に迷惑をかけるのでなければ、なんの問題もありません。
それよりも、人とちょっと違う状態でいることに慣れることが大切です。
▶︎Point|小さな冒険から始めてみよう