「成功する起業家の第一条件」があります。
それは内部要因思考です。「物事の責任は自分にある」と考えること。
起業するときは、何もないゼロの状態から始めることが多いので、うまくいかないことが次々と起こります。そうしたマイナスの出来事に対しても、言い訳をしないで受け止められるかどうかが、最終的な成否を決めます。
成功度と内部要因思考は、ほぼ正比例すると言っていいです。ところが、これができなくて失敗していく人が多いのです。
会社員でいたときには、失敗を他人の責任にしていても、別のところで誰かが動いているから仕事は進んでいきます。だからこそ、「ほら、やっぱりあいつが悪かったんだ」と思い込むこともできるでしょう。
しかし、起業すれば誰かのせいにはできません。
人の責任にして何もしなければ、誰も自分の代わりに何もやってくれません。その状態で「自分はなにも変える必要がない」と考えていたら、マイナス部分が放置されたまま、事態はまったく改善されないどころか悪化していきます。
多くの人は、事態が深刻になるに至って、ようやく「自分が変わらなければ何も変わらない」という現実を理解し、「言い訳していてもしかたない」と気づくことになります。この気づきが早ければ早いほどいいのは当然です。
内部要因思考でいると、ビジネスのヒントも受け取りやすくなります。「世の中にはさまざまな成長因子が転がっているはずですが、外部要因思考でいるときはそれを受け取れていません。その原因が自分の中にあると考えれば、見る角度を変えるなどしてヒントに気づくことができますが、「自分の中に問題はない」と思っていたら、みすみす見逃していくことになります。
今から、内部要因思考を醸成していきましょう。
▶Point|言い訳ゼロの日をつくろう