能力の準備

60|未来を決めてみる

少し乱暴ですが、飛躍的な成功を遂げている人は、たいてい「ほら吹き」です。

彼らは、なんの実績もないうちから大きなことを言います。しかし、実際にそれを実現してしまうのですから、最終的には「ほら」ではなくなります。

できそうもない大きいことを言って、それを実現してしまうのは、いったいどんな力によるものなのか。

不思議に思った私は、彼らを観察していて、それは未来のビジョンを明確に描く力が現実に影響を与えるということがわかってきました。だから、彼らは、自分にブレーキをかけることなく、自由に未来のビジョンを描いているのです。

 

私たちは、「自分が将来的にこうなっていたい」というビジョンを掲げて初めて、「では、そのために何をすればいいのか」ということを真剣に考え始めます。

ビジョンが見えなければ、今日やる仕事は決まりません。

このとき、ビジョンが小さければ、今日やる仕事も小さくなります。それはラクではありますが、小さなところへしか進めません。

一方、大きいビジョンを掲げた人は、今日やる仕事も大きくなり、結局のところ遠くへ進んでいけるのです。

 

あなたも怖気づくことなく、大きなビジョンを掲げましょう。そのときに重要なのは、うっすらとしたものではなく明確な形にするということです。

起業は何もないゼロから始めるので、最終形がわからないと行動をとるのがつらくなってきます。それが3キロ先であっても「ゴールはわからないけど走れ」と言われたらモチベーションを保つのは難しいです。「10キロ先がゴールだ」と言われたほうが、はるかに走りやすいのです。

大きくて明確なビジョンを自由に描き、実現してしまいましょう。

▶︎Point|「ほら吹き」と言われるくらい大きなビジョンを描こう

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