採用はどこまでいっても確率論。

最終的は「一緒に働いて」みないと
わからない部分があるのも事実です。

ただ、
良い人材を採用できる「確率」を

高めるための工夫は、
積み重ねることができます。

今回は面談・面接時に
採用の可否を判断するための

「2つのコツ」をお伝えしていきます。

【採用の見極めの2つのコツ】===

 1.「システム化」で
     ロジカルに判断する

 2.「言葉で表現できない」感覚も
     大切にする

=================

【1】採用の見極めのコツ①「システム化」でロジカルに判断する

「優秀な人材を採用したい」と
思ったとき、まず考えるべきは

「自社にとっての優秀とは何か?」

ということ。

自社の状態や、成長段階によって、
必要な人材、活躍する人材は
変わります。

まずは、自分たちが必要とする
「人材の理想像」を明確にすることから
はじめましょう。

そして、その「理想像」を
思い浮かべながら

「採用すべき人材の条件」を
明確にしていきます。

例えば、
私たちの採用要件の一部を
お見せすると・・・

================

▼BBGの採用要件▼
 1.ベクトルの一致
 2.自律・自立力
 3.本質を理解する力
 4.逃げずに立ち向かえる力
 5.問題発見能力・問題解決能力
 6.やりきる力  などなど

================

実際には、こういった項目が
20個ほど設定されています。

そして、それぞれの項目に対して

下記の4項目を設定した上で、
複数の面接官で見極めていきます。

===================

▼採用要件に設定する4つの項目▼
 1.詳細
   →項目の詳しい説明

 2.見極める方法
   →主に質問の例

 3.Goodな回答/反応
   →採用にプラスとなる回答や反応

 4.Badな回答/反応
   →採用にマイナスとなる回答や反応

===================

こういった「採用の条件」が

求職者を見極めるための
「共通の尺度」となります。

この「共通の尺度」を使って、
複数の人間で見極めることにより

優秀な人材を採用できる確率が
高くなっていきます。

【2】採用の見極めのコツ②「言葉で表現できない」感覚も大切にする

一方で、忘れてはいけないのが、
言葉にできない「感覚」の部分です。

特に大事にすべきなのが「違和感」。

面談を進める中で
「良さそうだな」と思っているのに、

「何か、ひっかかる・・・」。

そういった場合には、
不採用にすることをオススメします。

よく「勘は当てにならない」と
言いますが、

なかなかどうして、
勘は侮れません。

ただ、注意しなくてはいけないのが、
「勘には2種類がある」ということ。

===================

▼2種類の勘

 1.野生の勘
 2.ヤマ勘

===================

「1.野生の勘」は、

面接者が積み上げてきた
経験を基にした勘のことです。

「たくさんの人に会ってきた経験」を
持つ人の「違和感」や「勘」は、
高確率で当たります。

一方で「2.ヤマ勘」は、
経験に基づかない勘のこと。

これは本当に、ただの当てずっぽう。
こちらは、全くアテになりません。

だからこそ、
大事な人材の採用を決める面談は、

知識も経験も豊富な
「エース社員」(もしくは社長)が
担当しましょう。

***

採用の「方法」はロジカルに、
最後の「決断」では感覚も活かす。

持てる力の全てを総動員して、

良い人材の獲得を
目指していきましょう!

ライター:黄塚 森


プレジデントアカデミー 無料レポート バナー