起業しようとすると周囲の人が反対するケースは多いです。
「よし、一歩を踏み出そう」とせっかく自分がやる気になって相談しても、反対意見をさんざん言われてやる気を失ってしまうということがよくあります。
そんなときは「なぜ、そんなに邪魔をするんだろう?」「なぜ、足を引っ張るんだろう?」「なぜ、応援してくれないんだろう?」と寂しく感じるかもしれません。
しかし、それで彼らを責めてはいけません。なぜなら、仲のよい近い存在の人が、なぜ起業に反対するかというと、あなたのことが好きだからです。好きだから、変わってほしくない。いつまでも同じ場所で、同じように付き合ってほしいのです。
あなたのことが好きだから、自分から離れて行ってほしくない。あなたが離れていくこと、環境やあなた自身が変わって自分から離れて行ってしまうことが怖いのです。
あなたのことも心配はしていますが、実は、自分のことを心配しているのです。
ですから、友人としての付き合いをやめる必要はありません。
しかし、家族や友人としての関係性は尊重しつつも自分は自分であることを守らないといけません。
起業して自分自身の主人となるためには「自分で判断する」というクセが必要です。そのクセが身につくまでは、流されたり、同調したりする原因から、少し距離を置いたほうがいいのです。
何かを成し遂げた人たちは、心地よく現状に留まっていたから成長して成功したのではありません。未来のためにコンフォートゾーンから一歩外へ出て成長したのです。ですから、多少、居心地が悪いくらいの環境に身を置くことです。
人間にはホメオスタシス(恒常性)という今ある状態を続けようとする欲求があります。変化が激し過ぎるのはリスクだと考えるためですが、変化しないといけないときには、それが邪魔になります。
今までいた心地のいい群れから離れる勇気を持ちましょう。
▶︎Point|同調による安心から卒業しよう