今回は、テラモーターズ株式会社代表取締役社長である徳重徹氏にお越し頂きました。

徳重氏は、日本初のグローバルEVベンチャーを立ち上げ、

主に東南アジアを中心に活躍されています。

 

現在では電動バイクシェア国内No.1を誇っています。

 

講演テーマは「設立2年で国内シェアNo.1を取る方法」

 

飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長を続けるテラモーターズの秘密をお話し頂きました。

 

■  徳重氏を突き動かす「ある使命」

 

「日本の閉塞感を打破したい」

徳重先生はそんな想いから、このビジネスを立ち上げました。

 

・  ことなかれ主義

・  ミスをしないことが優秀

・  年功序列

 

この閉塞感の原因は「日本に成功事例がないこと」にあると語っていました。

「日本にメガベンチャー誕生の成功事例を作る」という強い想いが、

徳重先生の力強さの源なのだろうと感じました。

 

徳重 徹氏セミナー風景

 

■  人・物・金を超える経営資源

 

グローバル市場で生き残っていくために必要なもの。

それは「スピード」であると先生はおっしゃっていました。

 

韓国系企業の急成長の要因の1つには「圧倒的なスピード感」があります。

熟慮を重ね、かなりの確率で成功する算段がついてから決断するのが日本の企業体質。

それに比べて韓国系企業は、話し合いには初めから責任者がきて、

その場で話がどんどん決まっていくそうです。

 

「60%でGO!」

 

先生はこんなスローガンを掲げて行動されているそうです。

だいたい60%くらいいけると思ったら始めて、そこから軌道修正していく。

「質」も大切ですが、まずは「量」を重視してどんどん行動していく姿勢が重要なんですね。

 

 

徳重氏の書籍

 

 

■  「アップルを超える企業を作る!」

 

徳重氏の新刊「世界へ挑め!」の一言目はこの言葉から始まります。

 

セミナー中も、「アップル」や「フェイスブック」という

メガベンチャーの名がしばしば出てきました。

 

「アップルを超える」

 

日本ではこのような大きなビジョンを掲げ、発信する企業は多くありません。

しかし徳重先生がいたシリコンバレーの価値観では、

大きなビジョンを掲げることがスタンダードであると言います。

 

「自分に限界はない、と思い込む」

 

最初から限界を決めずに、最大限のビジョンを描くこと、

そしてそれを追い続けることの大切さを改めて感じることができました。