働き方改革を受けて、
AI化やシステム化、
RPA(Robotic Process Automation)など、
業務の効率化に対して注目が集まっています。

業務効率を高める上で重要なのが、
「仕組み化」することです。

仕組み化とは「属人的にならずに仕事を進める方法を構築すること」

この仕組み化を行う際に重要なのが、
仕組み化の【順番】

世の中の「効率化」の議論は、
「社員」や「マネジャー」など、
現場の話が中心になりがちです。

しかし、
会社の安定・永続を目指す上では、

仕組み化は下記の順番で
取り組むべきなのです。

【社長→幹部→マネジャー→社員】

では、なぜこの順番で
取り組むべきなのでしょうか?

会社の仕組み化:まずは社長の仕組み化を

社長が行うべきことは、
会社の未来を考え、
まだ見えないものを
カタチにしていくことです。

このような仕事は、
社長しかできないこと。

しかし、多くの社長は、
残念ながら、
この未来をつくる仕事を
行えていないようです。

なぜなら、
日常的な現場の仕事を
行なってしまい、
時間がなくなってしまうからです。

ミライをつくる仕事を
社長がしなくなると、
何が起こるのか。

短期的に会社が
【おかしくなる】ことはないものの、
徐々に会社がおかしくなり、
会社は崩壊していきます。

また、未来を考えないため、
多くの意思判断が「短期的」な視点に
基づくものになります。

その結果、
社員の仕事は単調となり、
社員は疲弊してしまいます。

会社の仕組み化:社長の仕組み化が終わったら次は幹部層

社長の次に仕組み化していくべきなのは、
経営陣や幹部層です。

経営陣や幹部層は、
「決める」ということを
主な仕事とするにもかかわらず、
忙しすぎると落ち着いて思考できずに
何も決まらないことが続きます。

事業部のトップが決めないと、
現場のスタッフは各々の判断で
【部分最適】を求めていきます。

その結果、個としての動きが中心となり、
組織をつくることによるシナジー
効果がなくなってしまいます。

社長から仕組み化を
進めていくことへの反論への対策

社長→幹部から
時間を生み出してほしい。と
いうお話をすると、

一部の方から
「社長にもっと楽をさせたいのか!?」
という反論や反発をもらうことが
考えられます。

その時にぜひお話していただきたいのが
次のお話です。

” 社長の役割や社長の仕事を
 知っていますか?

 会社は各々の役割の組み合わせで
 成り立っているものです。

 現場の方々には
 見えない役割を
 社長は持っています。

 その社長の役割は
 会社を継続していくためには、
 最も重要なものです。

 その優先度が高い役割を
 行う時間は、
 今のままでは確保できません。

 つくってもらうことが
 必要だと思いませんか? “

理解してもらうことは
簡単ではありません。

しかし、理解してもらう必要が
あることです。
伝え続けていく覚悟を持って、
対応してほしいと思っております。

まとめ

是非とも、
会社のトップから仕組み化を行い、
社長でなくてもできる仕事を
ぜひ部下に任せていってほしいです。

働き方改革は、
現場を見るだけでなく、
会社全体を効率化するチャンスです。
このチャンスを、
会社全体で活用していきましょう。

仕組み化に関して、
より本格的に学びたい場合は
コチラの無料レポートもぜひ御覧ください!

ライター:野田 拓志


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