どうしたら「効果的なミッション」がつくれるのでしょう?
効果的なミッションを作るためには、「経営とは何か?」「ビジネスとは何か?」をあらためて考える必要があります。
経営する上で出てくる登場人物は、シンプルに考えると「会社」と「顧客」。
つまり、経営とは『顧客との関係づくり』。
ビジネスは「自分以外の誰か」に喜んでもらい、喜びの量を対価としていただいて成り立っている。
だから、「社会的な課題/困り事」を解決していないと存続することが出来ないのです。
経営の活動というのはある意味「困り事解消業」と言えます。
ですから、「社会の困り事を、どのように解決していくのか」を明確に示すことが、効果的なミッションをつくることに繋がるでしょう。
以下のような3つのステップで、ミッションを作成することができます。
【ミッション作成の3段構え】
①社会の困りごとの明確化
「社会には〇〇な問題がある」
②その困りごとの解決方法
「その問題を、私達はこんな仕事を通して解決していく」
③実現したい理想の社会
「その結果、こんな世の中を目指していく」
実際に、2社のミッションを参考に見てみましょう。
(例1)株式会社ビジネスバンクグループ
①日本の社会と起業環境は、挑戦する者に決して優しいとは言えません。
②私たちは、起業環境を改革・整備する、起業支援事業を総合的に行うことによって、
③たくさんの人が起業に挑戦できる社会、
挑戦した起業家が尊敬される社会、
そんな社会の実現を目指しています。
(例2)コイニー株式会社
①便利らしいけどムズカシイ。慣れるまで大変。
世の中にはそのようなツールや慣習があふれています。
②それらのめんどくさいものを「かんたん」にすることで
③誰もが心地よく暮らせる社会をつくること
どちらの会社も、「①困りごと→②解決方法→③実現したい社会」が明確で分かりやすいミッションとなっています。
3点が明確になっていると、「どのような商品やサービスを提供してくれるか」だけでなく「商品やサービスを通して、どのような価値を提供してくれるか」が分かりやすく、社会性も伝わりやすいです。
「ミッション作成の3段構え」を活用して、効果的なミッションをつくりましょう。
担当者:黒田訓英
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