ミッションは「つくるだけ」では意味がありません。
「社内外に伝えてこそ、効果を発揮」します。
また、「成功している会社は自社を1分間で説明し魅了できる」とも言われています(エレベーターピッチ)。
ですから、「ミッションを一言で伝えられるか?」は重要です。
徐々にミッションを短くしていき、
→エレベーターピッチ化:1分
→スローガン化:5秒~10秒
→アイコン化:1秒
と最終的には、1秒で伝えられる状況をつくるとよいでしょう。
「記憶に残るか?」
「誰かに話したくなるか?」
(口コミをされやすいか?)
がポイントとなります。
(アイコン化の例)
「organ donation」
アイコンを一目見ただけで「臓器提供」をイメージできます。
口コミをされやすくするためには、以下の要素を満たすようにするとよいです。
【口コミされやすさチェック】
1違いは明確か?
2短いか?
3分かり易いか?
4社会性があるか?
(例)
「風で織るタオル」
工場やオフィスで使用する電力の100%を風力発電でまかなっている会社の作るタオル。
「風で織るタオル」の「口コミされやすさチェック」を確認してみると、1〜4の要素が満たされていることがわかります。
1違いは明確か?
→”風力発電100%で作るタオル”というのは明らかに他社と違う
2短いか?
→「風で織るタオル」:“8文字”で伝えている
3分かり易いか?
→「風で織るタオル」:風力発電100%のタオルと分かりやすい
4社会性があるか?
→環境問題、エネルギー問題という社会課題を解決しようという想いが込められている。
自社のスローガンは、口コミされやすいか「口コミされやすさチェック」を活用して確かめてみるとよいでしょう。
【ミッションは、伝えてこそ効果を発揮する】
ミッションは、掲げるだけでは意味がありません。
伝えてこそ、その効果を発揮します。
自分たちの役割や使命を周りに伝えれば伝えるほど、
「お客様や協力会社やチームメンバー」など関わる人や、「必要な経営資源」がどんどん集まってくるようになります。
ミッションをつくったら、「伝え続ける覚悟」を持って発信していきましょう。
担当者:黒田訓英
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