【今回のQ&Aはこちら】=======
Q. 軸の設定について詳しく知りたい
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A.
ポジショニングとは
「市場における自社の“存在位置”を
徹底的に考えること。」です。
では、「市場」とはいったい、
どこにあるのでしょうか?
私たちはそれは
「お客さんの“頭の中”にある」と
考えています。
この「軸の設定」に関しても、
私たちは「お客さん」を
良く知る必要があるのです。
軸の設定に関しては、
次の3つのポイントを
押さえてみてください!
軸は単に「奇抜なものを考えれば良い」
というものではありません。
最終的に得られた
「真っ白なスペース」が「顧客が望むもの」
でなければなりません。
この「ユニーク」かつ「顧客が望む」
という2つの条件を満たすために
オススメなのが、
「顧客からはじめる」という方法です。
「そもそも、顧客が求めるもの」
を考えていけば、
「ハズす」可能性は低くなります。
【顧客について知っておきたい3つのこと】
① 顧客は誰?
② 何のために買うのか?
③ 比較・検討する項目は?
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①顧客は誰?
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まずは「①顧客は誰?」を考えていきます。
これは「20代男性」のような
漠然とした情報ではなく、
もっと具体的で詳しい顧客像を
考えていきます
(これを「セグメント」と呼びます)。
たとえば、
◯20代男性
◯社会に出て3〜5年目
◯東京の郊外に住んでいて、
通勤は電車で30分程度
◯自分のために使えるお金は月に1万円
◯最近ビジネス書を読み出した
◯服装にはこだわるタイプ
→スーツは5万円ほどオーダーメイド
などを、具体的に描きます
(BtoBのビジネスの場合は
「従業員規模」「業種」
「何を大切にしている会社か」などの
法人情報と、
実勢にやり取りする「担当者」情報の
両面を考えます)。
この作業の目的は
「お客さん」を具体的に
頭の中で描けるようになることです。
具体的な顧客像を頭に思い浮かべながら、
その特徴を書き出していきましょう。
「頭の中でその顧客を動かすことができる」
まで具体化するのがポイントです。
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②何のための買うのか?
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次に
「②何のための買うのか?」を考えます。
お客さんは「商品そのもの」が
欲しいわけではありません。
「商品を使った未来」に達成できる
「何か」が欲しいのです。
よく言われる表現で言えば
「ドリルが欲しいわけではなく、
ドリルで明けた“穴”が欲しい」
ということですね。
では、自分たちのお客さんは
「何のために」商品を買うのか?
その目的を明らかにしていきます。
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③比較・検討する項目は?
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そして
「③比較・検討する項目は?」を考えます。
②の「目的」を達成するために
商品の購入を検討するとき、
お客さんは
「何を頭に思い浮かべながら」
考えを進めていくでしょうか?
これを
「お客さん目線になりきって」
考えていきます。
例えば、
Web制作の会社にWebページの作成を
お願いするとしたら・・・。
◯ 価格は適正か?
◯ 成果は出るか?
◯ 費用対効果は?
◯ 納期はどのくらいか?
◯ 要望はどれくらい聞いてもらえる?
◯ 何回やり直しがきくか?
◯ 何案だしてもらえるか?
◯ サポート期間はどのくらい?
◯ どんな会社がつかっている?
このような「比較ポイント」が
考えられます。
こういった「顧客の比較ポイント」が
全て、軸の材料になります。
例えば、
上記の比較ポイントからは、
次のような軸が考えられます。
【価格】 → 高い・安い
【成果へのコミット】 → 高い・低い
【支払い方法】 → 定額・成果報酬
【納期までのスピード】 → 早い・遅い
【デザインの自由度】→ テンプレ・自由
【やり直しの回数】 → 多い・少ない
【デザインパターン】 → 多い・少ない
【納品後サポート期間】 → 長い・短い
【対象業界】 → B to C・B to B
こういった「顧客目線」で考える方向性と、
講義でお伝えした「3つのコツ」の方向性。
この両面から考えていくことで、
多くの軸を考えることができます。
【ユニークさを見つける3つのコツ】==
①反対にする
②ポジションを小さくする
③A + B(意外な組み合わせ)
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「軸決め」は
ポジショニングのキモであると同時に、
最も難しいところでもあります。
今回お伝えした内容が、
新しい「軸探し」のヒントになることを
願っています!
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