【今回のQ&Aはこちら】=======

Q.

競合企業を出すためには
業界全体の把握が必要と思います。

その把握方法を教えてください。

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A.

「競合の把握」は、
ポジショニングを考える上での
大きなテーマとなります。

逆説的なのですが、
競合を把握するときに重要なのが、

「業界という考え方をしない」

ということ。

どういうことかと言うと、
現代は様々な分野で「業界の垣根」が
どんどんあいまいになってきており、

「◯◯業界」で括ること自体が
難しくなってきているのです。

では、
どう考えれば良いのかというと

「顧客視点で考える」ことが
重要となります。

私たちのポジショニングの定義は

「市場における自社の存在位置を
 徹底的に考えること」です。

では、
その「市場」はどこにあるのかというと、
それは、「顧客の頭の中」。

顧客が

「◯◯したいな」
「◯◯を解決したいな」

と思ったときに、

頭の中で解決手段として思い浮かべる
商品すべてが、「競合」なのです。

顧客の頭の中を知るためには、
まず次の2点を明確にする必要があります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

①自社の商品の「価値」は何か?
②なぜ、お客さんは商品を買うのか? 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このときの
「お客さんが商品を買う理由」を
解決できる商品・サービスの全てが
自社の競合となります。

例えば、自分たちが
「コカ・コーラ社」だったとします。

そうすると
「コーラ業界」での競合は「ペプシ」。

しかし実際には、
お客さんは「喉を潤すため」に
コーラを買うわけです。

つまり、本当の競合は
「喉を潤せる商品の全て」となります。

上記の①、②を明確にして、

「同じニーズを満たすことのできる
 商品はなんだろう?」と

考えてみてください!

 

 

 


 

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