自分という
砂の城
服には、タグがついてる。
コットン100%とか、お湯で洗っちゃいけません、
とか、書いてある。
そんなタグが、自分にもあるような気がしてた。
そんなタグを、誰かに付けられているような気がしてた。
それは、自分の限界はここまで、自分は変わる事が出来ない
っていう象徴だった。
だから、自分という枠から出るのが、怖かった。
仕事は、そんな自分の背中を、そっと押してくれる。
そして、勇気を出して、一歩ずつ、いや、半歩ずつ、
自分の外に出てみたら、気付くこと、分かること。
それは、タグをつけているのは、自分自身だっていうこと。
人は自分という砂の城をつくってる。
そして、それを自分だと思ってる。
でも、それは、自分の思い込みに過ぎない。
自分の限界は、もっと先にある。
自分は、変わることが出来る。
それを知ったとき、砂の城は、一気に崩れていく。
だから、自分につけているタグを、
ビリッと、破いてみよう。
新しいタグは、きっと、今より、ピカピカだ。
毎週、洗濯する。
服装は大事。
汚れていたら、恥ずかしい。
でも、
もっともっと大切な自分自身は、
洗濯しているかな?
もっともっと大切な「自分」の汚れは、
気にしているかな?
思い立ったら、今日が、命の洗濯日。
自分のフィーリングという洗剤で、
さらさらと洗い流してみたら、
真っ白な、ステキな自分を、
きっと、取り戻せる。
― 浜口隆則・著『仕事は味方』より抜粋
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