犯罪への誘惑を、つくっていないか?
会社で【犯罪】が起こる可能性は・・・
「ある」-成功し続ける経営者は、そう考えている。
「ない」-犯罪を生んでしまう経営者は、そう考えている。
犯罪を生んでしまう経営者は、人のことを深く考えていない。
また、面倒なことをしたくない。
だから「私は社員を信じる」という、
一見カッコイイが、最も安直で罪深い方法を選択する。
そして、犯罪を生んでしまう。
人は、そんなに強くない。
どんなに善人であっても、どんなに信頼できる人であっても、
家族が病気でお金が必要だったり、追い込まれたりしたら、
犯罪に手を染めてしまうことだってある。
そうやって信頼できる社員の心が揺れた時、大好きな社員の心が乱れた時、
絶対に犯罪を生ませない仕組みを考えるのが、経営者の仕事だ。
「信じてる」と言って何もしないより、犯罪を起こさせない仕組みをつくって、
人を迷いから解放させてあげるのが、真の優しさだ。(※)
(※)特に現金を扱う商売では間違いが起きやすい。
飲食店は、その典型だが売上と原価を帳簿に付けること、
店に必要以上の現金をおかないことなど、
少なくとも「お金にシビア」だと思われるようにしよう。
「通帳と印鑑を社員に預けている」と自慢げに話す社長が、
たまにいるが自己満足なだけだ。
お金を任された社員のプレッシャーは半端ではない。
自分がそのプレッシャーから逃げただけなのに、
自慢するのはおかしいことだ。
― 浜口隆則・著『社長の仕事』より抜粋
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