喜びのドミノ
サッカーは、得点が入りにくいスポーツ。
だから、一点入ると、大騒ぎ。
点を入れた人は、もちろんだけど、チームメイト、控えの選手、
監督、コーチ、サポーター、色々な人が、喜んでる。
仕事も似てる。
お客さんから「ありがとう」って言われるのは、
けっこう大変。
だから、そう言われて認められた時は、ものすごく嬉しい。
そんな時、仕事は、喜びをつくっているって、実感できる。
でも、その喜びは、自分だけで終わらない。
喜びをつくっている会社という仕組みは、
たくさんの、直接的間接的パートナーから成り立っている。
だから、お客さんの喜びは、
ゆっくりと、たくさんの人に伝わっていく。
上司や部下、同僚、チームのみんなへ
経営者や株主さんへ
取引業者や協力業者さんへ
家族や友人へ
サッカーのように爆発的じゃないけれど、
一度もらった「ありがとう」は、たくさんの人に伝わる。
そして、たくさんの人の心を少しずつ、温かくしている。
それが、仕事のすごいところ。
― 浜口隆則・著『仕事は味方』より抜粋
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