ナンバーワンを目指しているか?

 

 

「顧客第一主義です」そう公言する会社は、多い。
「ナンバーワンです」そう公言する会社は、少ない。

 

 

それは、おかしい。
なぜなら、ナンバーワンではない会社は、市場において、お客さんに、ナンバーツー以下の商品を提供していることになるからだ。

 

 

市場には、自社のものより優れた商品があるのに、
自社の商品を提供すること、自社の商品を薦めること、
それが、お客さんのためになるだろうか?
それが、顧客第一主義だろうか?

 

 

お客さんのことを本当に一番に考えたら、
市場において最も優れた商品を利用してもらうことが、最良のことのはずだ。

 

 

だから、ナンバーワン以外の商品を市場で提供することは、顧客第一主義に反している。この事実に、気付いているだろうか?

 

 

しかし、多くの経営者は、その事実を無視したがる。
ナンバーワンになることを、あきらめている。

 

 

あきらめてはいけない。
妥協してはいけない。

 

 

お客さんのことを考えて、必死にナンバーワンを目指そう。
それが本当の顧客第一主義。

 

 

 

― 浜口隆則・著『社長の仕事』より抜粋

 


 

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