それは、本当に伝わっているか?
伝えることは、とてつもなく難しい。
しかし、伝えることの難しさを本当に理解している人は少ない。
だから、伝えるべきことを正確に伝えられている人は少ない。
例えば、あなたが社員に「がんばれ」と言った時、
ある人は100回やるし、ある人は30回しかやらない、
そして、ごく稀に150回やる人がいる。
野球のキャッチボールでは、
「投げた球」と「受ける球」は同じだ。
しかし、言葉のキャッチボールでは、
「投げた球」と「受ける球」は色も形も変わってしまうのだ。
経営者は、この事実を深く理解していないといけない。
そして、伝えたいことが伝わっていない時には、相手の責任にしてはいけない。
そうなってしまったのは「伝える側の責任」と考えないといけない。
自分の意図が100%伝わると思い込んでいないか?
曖昧な表現をしていないか?
特に社員に対しては、一層、曖昧になりがちなので注意しよう。
― 浜口隆則・著『社長の仕事』より抜粋
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