クレームを覚悟しているか?
クレームから逃げる会社に、未来はない。
なぜなら、どんなに成功している会社にも、
クレームは発生するからだ。
成功すればするほど多くの人に関わるようになる。
そして、その一人ひとりは全く違う感じ方をする。
だから、ある人にとっての快適は、
ある人にとっての不快になる可能性がある。
つまり、完全にカスタマイズされた商品を提供しない限り、
クレームは必ず発生する。
しかし、だからと言って、
クレームを放置していると確実に信頼を失う。
経営は、信頼を失ったら終わりだ。
だから、クレームから逃げてはいけない。
クレームと常に向き合わなければならない。
経営者は、まず、その覚悟を持たないといけない。
クレームの存在を、認めているか?
クレームから逃げて、火に油を注いでいないか?
クレームを完成させているのは、実は、会社である。
クレームは最初、本当のクレームにはなっていない。
その対応を間違った時、本当のクレームになる。
クレーム対応に追われ続ける経営者は、この事実が分かっていない。
だから、火に油を注ぎ続ける。
クレームをクレームに完成させているのは、
クレームを発した側ではなく、クレームを受けた側なのだ。
成功し続けたい経営者は、まず、この事実を知ることだ。
【 クレームの完成方法 】
1.逃げ腰で、ごまかそうとする
2.反発する/反論する
3.報告をしないで時間がかかる
4.解決に取り組まない
あなたの会社は大丈夫か?
あなたの会社の社員は大丈夫か?
チェックして「クレーム対応4つの原則」を守っていこう。
【クレーム対応4つの原則】
1.逃げない(しっかりと受け取ること)
2.反発しない(申し訳ないという気持ちで冷静に状況を聞くこと)
3.報告する(状況の報告を頻繁にすること、ほったらかしにしないこと)
4.動く(解決できようとできまいと、とにかく行動すること)
クレームには正面から向き合おう。
しっかりと向き合えば向き合うほど、クレームは怖くなくなる。
― 浜口隆則・著『社長の仕事』より抜粋
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