誰でも出来ることを、
誰にも出来ないくらい、やっているか?

 

 

「優位性」を築く。
ビジネスの世界では、それがとても大切だ。

 

しかし、自由主義経済の中で、優位性を保ち続けるのは、簡単ではない。
では、優位性を保ち続けている会社は、特別なことをやっているのだろうか?

 

確かに、一見、特別なことをやっているように見える。
しかし、よく見てみると、本当に変わったことをしている会社は少ない。

 

優位性を保ち続ける会社がやっていることは、誰にでも出来ることだ。

 

しかし、違うのは、
それを、誰にも出来ないくらい徹底してやっているということだ。

 

変わったことはしていない。変わったレベルでしているだけだ。
どんな会社にも出来ることを、
どんな会社にも出来ないレベルでやり続けているだけだ。

 

それこそが「優位性」を築く「元」なのだ。

 

変わったことや特別なことをしないといけないと思い込んでいないか?
誰にでも出来ることを、誰にでも出来るレベルで、満足していないか?

 

普通の会社が10回やっているんだったら、100回やればいい。
普通の会社が1年やるんだったら、10年やればいい。

 

それだけで、たいてい、一番になれる。

 

 

― 浜口隆則・著『社長の仕事』より抜粋

 


 

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