起業家であり続けるために必要なこと 〜「こどもたち」に学ぶ〜 |
|
|
|
投稿日: 2014/3/15 | カテゴリー: 人間力・思考力 |
「こどもこそミライ」が思い出させてくれた!
ドキュメンタリー映画『こどもこそミライ』を鑑賞した。
「知識より感じる心」を大切にしている保育園のこどもたちは、
のびのびと育ち、自分の考えや判断力がしっかりと養われていた。
目的は、「自分で考え、自分で決められるこどもたちを育てる」こと。
山梨の森の中にある『森のようちえんピッコロ』では、
園児たちは一日中、
自然のふところに抱かれて
雨が降る日も、寒い日も、泥んこになりながら、
全力を出しきって遊んでいた。
初めは、その映像を見ていると、
思わず次の声が出た!
「危ない!木から落ちたら大ケガをする!」
「寒い中、靴が濡れたままで遊んでいると風邪引くよ!」
「こんなに泥んこになったら洗濯が大変だな!」
親としては、自身の経験や結果から、
その遊び方に対して、
ストップを掛けてしまう。
「人を育てる」ために、必要なこと
しかしながら、園児たちは、
木登りも、川遊びも、泥遊びも、
注意深く考えてから行動しているそうだ。
いや、自分の経験から考え判断ができるように育ったとも言える。
滑りにくくは無いか、
落っこちても大丈夫だろうか、
これ以上登ると危険ではないか…。
自分で感じて、
自分で考え、
自分の判断で行動をする。
そして、間違いに気づくためにも失敗体験が大事。
その繰り返しで人は成長する。
この映画に登場している先生たちは、
決して放任主義者ではない。
むしろ、「危ない!」と叫びたくなることは日々何度もあり、
「ダメ!」と禁止する方がよほどラクであると。
我慢強く見守ること、
根気強く待つこと、
そのような器がないと人は育てられない。
一度きりの人生だから、主役にならなくては
本来、一度きりの自分の人生、
他人の顔色を見て生きるのではなく、
自分で考え、
自分で決められる、
人生の主役になるべきだ。
起業するとその現実が待っている。
むしろ、その世界を得たくて起業する人もいる。
起業とは自分らしくあり続けられる世界を得ることでもある。
しかしながら、
自分らしく、人生の主役であり続けるためには、
今までとは違った葛藤や苦悩もつきまとう。
それもひっくるめた起業の覚悟が必要である。
会社勤めが長くなると、
会社や上司からの指示に従う仕事スタイルに慣れてしまう。
自身の意図に反して、
指示待ち人間、効率人間になってしまった方もいる。
起業家に指示する人はいない。
だから、起業家は、映画の中のこどもたちと同じく、
実践の中で、自分で考え、
自分の判断で行動し、
正しいやり方を見つけ出すしかない。
そして、自分自身を律することが、
起業家であり続けるためには重要な要素であることを
再認識させてくれた映画でもあった。
コメントを投稿する
「起業家であり続けるために必要なこと〜「こどもたち」に学ぶ〜」
に対するコメントをどうぞ!
阪東 浩二(Koji Bando)について
株式会社ビジネスバンクグループ専務取締役。3千社以上の起業相談を受けてきた実績から「起業支援の専門家」と呼ばれる。複数の会社の社外取締役、監査役も務める。実体験から生み出された、営業ノウハウと経営スタイルが起業コンサルタントとして支持されている。