起業の成功率を５倍にします！「起業の学校」アントレプレナーアカデミー

「もうダメだ！」

長い人生の中では、
みなさんもこのように思ったことは何度となくあったことでしょう。

特に、新しいことにチャレンジしている時には、
心の中から何度も「もう諦めよう」、「もう辞めよう」
という声が聞こえてきます。

ましてや起業時は、
計画通りに事が進むことは、ほとんどありません。

私の周りの起業家からも、よく聞こえてくる声でもあります。

でも“この諦めたくなる感情”は、むしろ
物事を成し遂げるために、必要なプロセスではないかと思うのです。

最後はきっと良くなる！

人間、なかなか強いもので、そう簡単には死にません。
その証拠に、私もあなたも、“今”を生きています。

現在から過去を振り返ると、

　「何で、あんなことで悩んでいたんだろう？」
　「何で、当時はあんな簡単なことが出来なかったんだろう？」

と思えることが大半です。

もちろん、「当時は良く頑張ってたよな〜！」
と自分を誇らしく思えることもいくつかはあるかも知れませんが。

今を生きている限り、過去を振り返れば、
最後はきっと良くなっているんです。

つまり、実は私たちには、
“本当の困ったこと”は起こっていません。

私にも、“一見、困ったような出来事”は、計り知れず起こってきましたが、
今となれば、それもひっくるめて全て良い経験だったと思えます。

自己成長と課題変化

お小遣いが500円だった小学生の頃は、
“明日までに1万円が無いと解決できない課題”は起こりませんでした。

それが中学生になって3000円のお小遣いに増えたら、
ごくまれに“１万円位の課題”が発生するようになります。

それでも“10万円がないと解決できない問題”はありませんでした。

同じように、高校生には“50万円の課題”、
大学生には“100万円がないと解決できないような課題”も発生しませんでした。

社会人になっても同じことで、
個人差は徐々に広がったとしても
自分の器で解決が出来ない大きな課題は起こっていません。

つまりは、自身の成長と共に課題の大きさも変化するということ。
どうにもならない“絶対不可能な課題は”不思議と発生しません。

起業時も同じで、
少し背伸びしないといけないことがあるかもしれませんが、
途方に暮れるほどの巨大な課題がいきなり襲いかかっては来ません。

成長への挑戦課題

今となると、この課題変化は、
まさに人生の挑戦課題としか思えません。

一つの挑戦課題をクリアーすると、
別の少し難しくなった課題が与えられます。
またそれをクリアーすると次の課題が待っています。

しかしながら、その課題から逃げたり、後回しにしたりすると
形を変えて同じレベルの挑戦課題が何度も繰り返し、起こり続けます。

だから、一見、困ったような壁にぶち当たったときは、

「この挑戦課題をクリアーすることが出来れば、
　ご褒美としての自己成長が待っている！」

このように考えて、目の前の挑戦課題に取り組めば、
少しは気持ちもラクになるのではないでしょうか？

明けの明星

マウイ島にあるハレアカラ山頂から見る日の出は、
神秘的でとても素晴らしい景観です。
私はその感動が忘れられず何度と見に行きました。

山頂に行くためには夜更けから出かける必要があります。
常夏のハワイとは言え、流石に山頂は寒くて、
しっかりとした防寒でないと居られません。

3時頃から山頂で日の出を見るために待機するのですが、
『夜明け前が一番暗い』と言われるように、
この時間帯が本当に真っ暗闇なのです。

やがて『明けの明星』が輝き、
辺りは徐々に薄らしたオレンジ色に変化して、
日の出まで空が何色にも移り変わります。

あらかじめ日の出時刻を知っている私は、
時計を見ながら、夜明けが近付いていることも把握しています。

諦めたくなることはゴールが近付いているサイン！

しかしながら、あらたな挑戦時や起業時は、
「もうダメだ！」と
先行きが真っ暗になり、
永遠に夜が明けない様に思い込んでしまうことがあります。

そんな時にこそ、
「夜明け前が一番暗い」と考えることで、

もう少し我慢して待つことができたら、
もう少し努力を続けることができたら、

どれ程、起業の成功率が高まることでしょうか。

大きな成果には、何度も何度も「もうダメだ！」と思う
プロセスがあるのです。

なので、私は、この諦めたくなるような
「もうダメだ！」と心の声が溢れ出さない限り、
「明けの明星」にもまだ達していないと思うようになりました。

諦めたくなるぐらいまで頑張ったのか、
まだまだやるべき事があるのではないかと。

そして、行動量を増やしても
「もうダメだ！」と心の声が聞こえ出した時こそ、

　「夜明け前が一番暗い」
　「今は夜明け前」
　「朝が来ない夜はない」
　「いよいよ、ゴールが近付いているサインだ！」

このように思えるようになりました。

結果から振りかえると、
諦めたくなるぐらいまで頑張った時が、
夜明け前であり、ゴールにも近付いているのです。

そこからラストスパートに取り掛かれば、
神秘的な日の出の景観を拝めるのだと思います。

そして、ひとまわり成長した自分を確かめたら、
次の日の出を見るために
新たな挑戦課題と向き合い始められるのでしょう。