『仕事の優先順位』〜1分即実行ルール〜【前編】 | |
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投稿日: 2013/09/05 | カテゴリー: 人間力・思考力 |
起業家・経営者は仕事が多い!
私たち経営者は多種多様のタスクを同時進行しています。
「どの仕事から取り掛かるべきなのか」
「どちらの仕事を優先的に進めるか」
その優先順位についてはいつでも悩むところ。
今回はそんな「仕事の優先順位の付け方」について、私なりの方法をお伝えします。
「緊急性」と「重要性」で仕事を分類する
仕事の優先順位の決め方で有名なものに、
緊急性と重要性をマトリックスにしたものがあります。
その2軸で仕事を分類し、緊急性と重要性の両方が高い仕事から
進めると良いとされています。
逆に、緊急性は低く、重要でも無い仕事は後回しにするのは
誰にでも理解が出来るはずです。
しかしながら、「緊急性は高いが重要では無い仕事」、
或いは、「緊急では無いが重要な仕事」は、
どちらを優先すべきでしょうか?
実は、「緊急性が高く重要な仕事」は、それほど多くは発生しません。
緊急性が高い仕事はありますが、
将来を左右する程の重要性があるかと言えばそうでもありません。
つまり、残業業務の大半は、緊急性の高い仕事ですが、
重要性は高くない場合がほとんどです。
6種類の仕事の分類
仕事は次の6種類に分けられます。
- ① その場で出来る仕事
- ② 持ち越す仕事
- ③ 定期的な仕事
- ④ ある期間での仕事
- ⑤ 新たにチャレンジする仕事
- ⑥ 雑務業務
そもそも仕事に優先順位をつけること自体が失礼な話ですが、
重要性の高いものは、④⑤となります。
仕事の生産性という観点から見ると、
この2つにいかに集中できるかがポイントとなります。
そのためにも①②③⑥を上手に進めることが重要となってきます。
逆算思考は重要な仕事のゴールを明確にして、
それぞれのステップを時系列化します。
しっかりとそのスケジュール通りに進められていれば、
日々の業務に緊急事態は発生しません。
ただ、日々の期日が遅れると二次的に緊急度が高まるだけなのです。
ちなみに、「優先順位」=「仕事にA、B、Cとランク付けをする」という解釈よりも、
「優先順位」=「今は何をやるのか」、
「今は何をやらなくてもいいのか」を明確にするかが逆算思考の考え方でもあります。
だから、より実践的な時間管理が出来るのです。
次回は、重要な仕事に時間を費やすために、私が実践している
「1分即実行ルール」をご紹介します。
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阪東 浩二(Koji Bando)について
株式会社ビジネスバンクグループ専務取締役。3千社以上の起業相談を受けてきた実績から「起業支援の専門家」と呼ばれる。複数の会社の社外取締役、監査役も務める。実体験から生み出された、営業ノウハウと経営スタイルが起業コンサルタントとして支持されている。