読書の概念を変える「多読」とは?:レバレッジ・リーディング | |
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投稿日: 2014/5/22 | カテゴリー: アントレブックス(書評) |
本書は、一冊のビジネス本から100倍の利益を生み出すための方法が書かれた本である。
ビジネスパーソンにとっての「読書」とはスポーツ選手にとっての「練習」と同じ。「練習」をしないプロスポーツ選手がいないように、「読書」しないプロのビジネスパーソンはいない。また、練習は試合で結果を残すために行うものであるのと同じように、ビジネス本を読むことは、仕事で結果を出すことを目的としている。
読書をする時の心得
ビジネスパーソンにとっての読書とは投資である。時間とお金を投資するからには、常にリターンを考える必要がある。そのためのポイントとして常に目的意識を持って本を読むことである。カラーバス効果という言葉をご存知だろうか。ある色に注目して街に出ると、普段見えなかったその色の物がたくさん見えるという効果である。人間は、目的意識を持って行動しないと多くを見落とす。「読書」の時には常に目的を持つことが必要である。
多読のコツとは?
パレートの法則をご存じだろうか。80:20の法則とも言われるこの法則だが、全体の20%の中に、重要な80%の情報が入っているというものである。これを本に置き換えると、本全体の大切な部分の8割は2割の文章の中に集約されているということになる。この2割のエッセンスをしっかりと意識して本を読むことが大切である。
最重要な読書後のフォロー
「読書」とは先述した通り、その後のアウトプットに繋げることが最も必要なことである。そのための読書の流れをここでまとめる。「自分の目的・課題を絞り込む」→「読むべき本を選び、読む」→「重要なポイントにチェックをつける」→「メモにエッセンスをまとめ、繰り返し確認する」→「実践で試す」→「メモを実践に合わせてブラッシュアップする」→「体に染み付く」 この流れで本を読むことにより、そこからのアウトプットに繋げる。
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この本を読み、自分のなかの読書の概念が大きく変わった。今までは、1文1文欠かさず読み、すべてを理解す用としていた。また、本は一回読んだきりで、それを復習するということはしてこなかった。この本に出会い、特にビジネスでの知識を目的として本を読むときには、とにかく量とアウトプットを意識して読むことが大切だということを学んだ。今後「読書」をする際には心得ていきたい。
(成田 羽)
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