そうだったのか! 今、勢いのある企業がやっているユニークな社内制度・取組み10選 |
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投稿日: 2013/06/19 | カテゴリー: トレンド・最新情報 |
勢いのある会社、ぐんぐん伸びている会社には、その成長を支える理由があるものです。
今回はベンチャー企業を中心に、勢いのある企業のユニークな社内制度・取組みを10個まとめました。
それぞれの会社を起業した経営者の方の人間性が、制度にも現れているように感じます。
他社の仕組みを参考にしたい方、起業やベンチャー企業に興味のある方、社内制度を作成中の方などにご覧頂ければ幸いです。
1.育”自分”休暇制度 サイボウズ株式会社
サイボウズofficeなどのグループウェアで有名なIT企業 サイボウズでは育児休暇ならぬ育”自分”休暇があるそう。「休暇」とは言う文字はあるものの実際には休暇ではなく、一度退職した社員が6年以内であれば再び入社できるという制度。
この制度を利用すれば、海外への長期旅行、起業への挑戦など、人生の様々な選択肢をとることができます。
他にも働く時間、場所に制限を無くす制度:ウルトラワークなど、社員の自主性・起業家精神を大事にする制度が多くあります。
2.know me!(のーみー) Sansan株式会社
名刺管理システム:リンクナレッジなどで有名なIT企業 Sansan株式会社では「他部署」で食事をしたことの無い人と2〜3人までの人数で飲み(食事)に行った場合、会社が懇親会費用を負担してくれるとのこと!
こんな制度があれば部署の垣根をまたいで、様々な社員と絆を深めることができますね。新入社員が会社のメンバーと打ち解けるためにも一役買っているそうです。
3.デート支援金 コントロールプラス株式会社
WEB(ウェブ)制作・企画から運用・更新までを請け負うIT企業 コントロールプラス株式会社は「デート支援金」制度を導入しています。この制度は、社員が連休にデート(旅行)に出かけた際、東京から1km離れるごとに100円を支給するというもの。
例えば東京から500km離れた京都に旅行に行った場合、5万円が支給されるんです!こんな制度があったら、どんどん遠くへ旅行したくなってしまいますね!様々な土地での経験が会社にもプラスの影響を与えているそうです。
4.早起きは1,000円の得 パスクリエイト株式会社
インターネットマーケティング、広告代理店、経営コンサルティングなどを手掛けるIT企業 パスクリエイト株式会社では「早起きは1,000円の得」という制度を導入しています。
始業時間の1時間以上前に出社した人は500円/日、2時間以上前に出社した人はなんと1000円/日が会社から支給されます。早起きによるリズムのある生活習慣をつくり、朝の効率が良い時間での業務推進を応援する制度です。
崩れがちな生活リズムを整えてくれる、嬉しい制度ですね!著明な起業家の方々も朝型の生活をしている方が多いと聞きますし、生産性・創造性の面にも貢献してくれそうです。
5.かき氷食べ放題(スーパークールビズ) 株式会社サイブリッジ
メディア事業やウェブインテグレーション事業、モバイル事業、ネット広告代理事業やASPサービスの提供などインターネットビジネスを展開するIT企業 株式会社サイブリッジではクールビズの一貫として「かき氷食べ放題」を導入しています。
スーパークールビズを実施するに当たり、ビジネスカジュアルの導入や、オフィス内サーキュレーターの効果的な配置など衣・住からのアプローチだけではこの夏を乗り切ることは難しいと判断し、それならば食からも、とこの度かき氷食べ放題制度を実施することに致しました。
かき氷機とともに、シロップも20種類用意されているそう。この制度があれば、熱い夏も乗り切れそうですね!
6.Great journey制度 株式会社UNITED STYLE
独自性の高いブライダルプロデュースを仕掛けながらインターネットマーケティングを構築する株式会社UNITED STYLEではGreat journey制度を導入しています。この会社はまだ起業して間もない、ベンチャー企業です。
週休2日制という言葉があるように、1週間の中にはきちんと休みがあります。しかしながら、一年間の中でまとまった休みはほとんど無いのが通常です。ユナイテッドスタイルでは、理念でもあるstyle for earth を体現するために、1年に1か月以上の休暇を取る事ができるGreat journey制度をつくりました。
「Great journey」という名前ではあるものの、必ずしも旅に出なくても良いとのこと。このような長期の休暇があれば、自分に足りない能力を一気に身につけたり、日本から遠く離れた国を訪れたりと、行動の選択肢が格段に広がりますね。
7.社員食堂がキッチン クックパッド株式会社
日本最大の料理レシピサイトを運営する株式会社クックパッドでは社員食堂がキッチンになっています。毎日クックパッドでレシピを検索し、有志の3〜4人が社員の昼食を作っているそうです。
特に当番制にはしていないとのこと。クックパッドには料理好きの社員が集まっているので、12時を回ると自然と社員の方が料理を作り始めるそうです。
出来上がった料理は、大きなテーブルを社員みんなで囲んで食べるそう。「ただ昼食を食べる場所」ではなく、メンバー同士の大切なコミュニケーションの場ともなっているようです。
8.社内Bar「AJITO」 VOYAGE GROP
価格比較サイト「ECナビ」などを手がける「VOYAGE GROUP」では昼どきにランチを持ち寄って食べるスペースが、夜になるとバーに変身するのだそう。海賊船をイメージしたバーでは定時の18:30以降は無料でアルコール類を楽しめます。
社員同士のコミュニティースペースになっており、会議や商談、打ち上げなど幅広い用途で利用されているようです。社内にこんな素敵なバーがあったら、毎日モチベーションが上がりそうですね。
9.1日6時間労働 株式会社スタートトゥデイ
日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは、2012年5月から「1日6時間労働」を導入しています。「会議資料を簡素化」「口頭で済む用件はメールしない」など、社内の無駄を省くことによって、短時間で効率的に成果を上げているそうです。
6時間労働になると社員はプライベートでできることが増えるため、平日でもコンサートや展覧会、イベントを楽しめます。「ファッションサイトの社員が自分でおしゃれもできないほど忙しかったら、いいサービスはできない」という会社のミッションへのこだわりには共感を覚えてしまいます。
10.まかないプロジェクト 株式会社TIMERS
恋人たちがふたりだけで楽しむカップル専用アプリ『Pairy(ペアリー)』を展開する株式会社TIMERSには社員食堂があります。「社員食堂」と聞くとgoogleなど、大企業が持っているというイメージがあるかと思います。
でもこの会社は起業して間もない。社員5人のスタートアップITベンチャーなんです。社員は提携する飲食店(1店)で、毎日「まかない」を食べることができます。その変わり、会社はその飲食店のwebサイトのリニューアル・管理を手がけているそう。
つまり、「技術」と「まかない」を物々交換しているところが、このプロジェクトのおもしろいところです。この制度は、「工夫次第で小さな会社でも社員食堂を持てるんだ!」ということを気づかせてくれます。
参考:ライフハッカー[日本版]
社内制度は「人」を会社に惹きつける上で1つの武器となります。起業して間もない小さな会社・スタートアップベンチャーほど、斬新な仕組みを打ち出すことによって多くの人の注目を集めることができます。
皆さまもぜひ、皆さまの会社らしいユニークな制度を考えてみてください。
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黄塚 森(Shin Kozuka)について
「起業の学校」アントレプレナーアカデミー全体統括。社内外を問わずwebを中心としたマーケティングに携わる。読者1万5,000人のメルマガを執筆する他、記事作成などコンテンツ製作を得意とする。経営者向けセミナーの企画・運営も行っている。