the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選Part48
株式会社Gengo
the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選Part48
株式会社Gengo
1979年アメリカ生まれ。
Brown University卒業後、Stanford UniversityにてMusic Science and Technologyの修士課程を修了。
オーディオ関連のエンジニアとしてソニー株式会社に入社。
退職後、受託業務をメインとするウェブ制作会社を立ち上げる。
2008年12月、クラウド型の人力翻訳プラットフォームGengo®をローンチ。
2009年6月、株式会社Gengoを設立。
20015年3月、CTOを経てCEOに就任。
【会社詳細】
株式会社Gengo:https://gengo.com/ja/
実は、在学中に学校を辞めて起業しようと思っていた時期がありました。
しかし、卒業後に就職をして働く中で、自分の考えるサービスに賛同してくれる人が予想以上にいることに気づき、それが自信につながり起業することになりました。
ですので、自分のやりたい事業に対して、賛同・応援してくれる人がいるとわかった時が良い起業のタイミングだと思います
私は在学中に、自分の専攻科目とは関係なく、周りからの評価が高い教授の授業を取ったりしていました。
人気なだけあって、教え方もうまく、情熱にあふれていました。
専攻とは全く関係なかったのですが、興味本位で小児発達に関する授業も受けていました。
色々なことを学べる場が大学だと思います。
私はやりながら学ぶタイプですね。
結果が失敗だとしてもそのままにはせず、改善しながら進みます。
もともと開発者なので、物をつくるのはもちろん好きです。
しかし、自分だけが楽しめる物よりは、他の人と共有できる物を作るのが好きです。
私は、人生において人とのつながりが重要だと思っているので、お客様に「便利なサービス」だなと思ってもらえることが、何よりうれしいです。
淡々と仕事をこなす傾向があり、色々な人の話を聞くのが好きなので冷静タイプだと思います。
でも、ワクワクするような出来事があったら熱くなることもあるんですけどね。
現在は、世界における「言語の壁」をなくすために、ビジネスの成長に注力しようと考えています。
会社が成長していく中で上場が必要になれば考えますが、今は海外展開したい企業のサポートをしてGengoのサービスを成長させていきたいです。
Gengoは登記簿上アメリカの企業になり、シリコンバレー支社もあるので、既に海外展開をしていることになります。
そこで、ヨーロッパ企業からの依頼にも対応しています。
健康じゃないと自分にも、会社にもメリットがないと思っていますので、土日のどちらかは休むようにしています。
二人います。
一人目は、赤嶺新哉(Shinya Akamine)さんです。
彼は4回の起業を経て、現在はVC(投資家)をされています。
二人目はダーシャン・ナドー(Darshaun Nadeau)さんで、彼は3回起業をしています。
二人とも経験豊富で何回も起業されており、相談する度に良いアドバイスをしていただけるので尊敬しています。
社員全員がパートナーだと思っています。彼らがいなければ会社は存在できないですよね。
また、投資家の方たちにもサポートしていただいているので、Facebookやメールを通して密にコミュニケーションを取るようにしています。
コミュニケーションと信頼です。
Gengoの東京オフィスの社員の6割が外国籍でして、文化・言語、宗教、性別など様々なバックグラウンドの人が働いています。
その中で、お互いの違いを受け入れ、相互理解を深めるコミュニケーションをしていくことが重要だと思っています。
言語の違いを超えたコミュニケーションが信頼へとつながると思っています。
もう一つは、諦めないことです。諦めなければ負けないと思います。
「20代は色々なことを経験して、30代は一つか二つのことを深く勉強する。そして40代で学んだことをもとに成功して欲しい。」
これはソニーで働いてた時に参加したセミナーで、iModeの企画・開発に携わった松永真理さんがおっしゃっていた言葉ですが、とても印象的だったので共有したいと思いました。
一つのことに集中するのもいいのですが、若いうちは色々な経験をするのも良いと思います。
そして自分の中に貯まった経験から、掘り下げたいテーマを見つけるという流れを一つのイメージとして持つのも良いのではないでしょうか。