ヒツジを数えない毎日を届ける
株式会社 太陽 代表取締役 川嶋 伶
<経歴>
株式会社 太陽 代表取締役 川嶋 伶
「ヒツジのいらない枕」をはじめとする高品質の寝具などレスト&リラックスにまつわる製品やアウトドア製品を販売する株式会社太陽の代表取締役。
日本大学大学院在学中に休学し、専門学校にてデザイン全般を学びながら、2019年に株式会社太陽を設立。
<企業情報>
株式会社 太陽
設立:2019年5月
「共感を広げ、標準を創る」をミッションに事業を展開し、創業翌年(2020年)にMakuakeで販売を開始した「ヒツジのいらない枕」は、現在では累計販売数12万個を超える大ヒット製品に成長。「Makuake Of The Year 2022」にノミネートされた。
2023年3月には「ブランドと人の発射台」というミッションのもと”共創型M&A※”を推進するMOON-X株式会社との統合を果たした。
※共創型M&A…お互いの強みを持ち寄り、ONE Teamとなってブランドの更なる飛躍と継続的な成長を目指す、MOON-Xが提唱するM&Aのアプローチ
自分の力で世の中にインパクトを残すことをしたいと思っていたからです。
そうですね。在学中から就職活動をするつもりはなく、自然と起業の道を選んでいたという感じです。
就職をしていなかったことで、甘える場所がなかったことがむしろよかったのかなと思っています。1度就職して起業することにも全く否定的ではなくて、社会を経験して悩みやポイントを拾って社会に貢献するために新しいことを始めるのもとても素晴らしいことですよね。ただ、僕の場合は学生だったので人との繋がりも知識もなく、自分たちで丁寧に進めていくしかなかったので、逆に勉強になったかなと今となっては思っています。
沢山の商品に触れようと思い、海外の展示会に行きました。申し込み方法も言語も曖昧だったのですが、とりあえず飛び込んでみました。そこから商品の詳細などを考えていきましたね。
正直、全てが課題でした。2023年3月にMOON-X株式会社と統合しましたが、その3ヶ月前まではアウトソーシングは一切していませんでした。ですので、調達、デザイン、販売、提供という一連のサプライチェーンを全て自分たちで行っていました。大量の商品を発送する方法も、デザインの作成方法も、デザイン作成ソフトの使用方法も何も分からず、課題だらけでした。
お客様に商品を届けたい一心で、一つ一つ丁寧に課題をクリアしてきました。僕自身、大学院を休学して専門学校で学ぶという選択肢を取り、辛抱強く課題に向き合ってきました。
お客様の悩みを解決するための商品を届けたいという思いが強いことですかね。僕自身はその思いが強かったからこそ、山積みの課題も投げ出さずに解決することができたのだと思います。