情熱を最高の武器にして。
株式会社JCI、Musubu Dining株式会社、株式会社Sbarro Japan、株式会社スーパー温熱 / 浜口直太
情熱を最高の武器にして。
株式会社JCI、Musubu Dining株式会社、株式会社Sbarro Japan、株式会社スーパー温熱 / 浜口直太
「リスク」を恐れるのは、経済的、物理的なもの、つまりお金、名声、地位、権力を失うからです。持っているものを失う怖さからです。
私の場合、誤解を恐れずに言えば、命さえあればいいと思っています。ですから、一般に言うリスクは、私にとってはリスクではないのです。すべてを失っても、またやり直せばいいので。
本物のリスクとは、何かをすることで命がなくなってしまうこと。やって失敗したからといって本当にやり直しがきかないかどうか、よくよく考えてみるべきでしょう。実際は、ほとんどのケースでは、いくらでもやり直しがきくのです。
人には向き不向きがあり、私はサラリーマンより、起業し挑戦している方がワクワクし、使命や生きがいを感じるからです。
確かに起業すると、サラリーマンなら背負わなくていいリスクまで背負い、責任もかなり重くなります。
でも人間はいつまで生きられるのかわかりません。今回の震災で目の当たりにしました。私たちの人生において、いつどこで何が起こるかわからないのです。それは、どんなにお金、名声、地位、権力があっても、関係ないことです。
ですから、この瞬間瞬間をワクワクしながら、情熱を燃やして、人のためになることをやっていきたいのです。少しでも後生に残すために。
夢とか目標を持っている人も多いと思いますが、それと同時に、今のこの瞬間瞬間を大切にし、全力で生きてほしいです。
この瞬間瞬間の積み重ねの結果として、目標は達成され、ビジネスも大きくなることでしょう。しかし、極端で恐縮ですが、私は、目先の結果どうでもいいと思っています。努力を続けていけば、時間はかかっても結果は必ずついてくるからです。
「成功したから成果を出せたから幸せなのではない。成功とはあくまでも結果で、いつかは無くなる一時的なもの。それよりも高い志や大きな夢を持ち、それに向かって努力し続けること自体に生きる本当の価値があり、真の幸せがある」と、私は本や講演で訴え続けています。幸せとは瞬間の思いなので。
事業で成功したから幸せなのではなく、夢に向かって努力しているこの瞬間瞬間が幸せなのです。
ですから「今どうしたら最大の努力ができるか」を追求し、その努力に挑戦する。その積み重ねこそが最高の幸福感とすごい結果をもたらすのです。
とにかく自分を信じて、情熱を持って、やれることには全力で挑戦し続けてほしいです。情熱を最高の武器にして。
将来のことを思うと、不安なことだらけでしょう。でも、それを考えていたらいつまでたっても起業出来ません。
どんな事業を始めるにしろ、まず失敗します。それを情熱からくる圧倒的努力と知恵で、つまり人間力で乗り越えていくことが起業の目的なのです。失敗はそもそも成功するために必須なのに、何でその失敗を恐れる必要があるのでしょう。もちろん目指すは成功です。でも、成功するためには失敗を積み重ねなければならない。最初から成功なんて有りえません。失敗で終わらせるから最期まで失敗のままになるのです。
成功してしまえば、それまでの失敗は、成功するための必要な意義深い経験に変わります。従って、失敗を怖れず挑戦し続けてください。続けていれば、必ず成功しますから。