色んな事に興味を持って、チャレンジして。
小城麻友子税理士事務所 / 小城 麻友子
はい。その方とお話させて頂く6月までは、全く独立しようと思っていませんでした。
税理士を目指す人って、独立したいという人も結構多いんですが、私はそういう人たちを見て「私には出来ないし…」と思っていました。
やはり、自分のやりたい事を自分でやれるという所ですね。組織にいる時は、責任を取るべき上の人の意見や指示に従わないといけませんから。勿論、自分にかかる責任は重くなりますけれど、自分の思ったとおりにする事が出来るという事は、後悔が無いんです。良いことも悪いことも自分に跳ね返ってくる。 組織にいたときは、やはりどうしても「女性だから」という事がマイナス要素として捉えられていましたね。年代ではなくて、立場として自分に近い人が、そう思うみたいです。例えば、部長クラスの立場であれば、ずっと下の立場の私と、立場が逆転する事はありませんので、女だろうが男だろうが、部下をうまく使って成績を上げる事がミッションとなるので、あまり「女のくせに」というような事は言いません。ですがその下辺りの立場ですと、私と立場が逆転することもありうるし、自分と同じ職階であれば年齢も近いので、「女性なのに、生意気な」と思われがちでしたね。独立してからはあまりそういったストレスは感じていません。多分生意気な小娘め!と思っている方はいらっしゃるとは思いますけれど・・(笑)
やはり、年が離れている経営者の方とお話しするときは、難しさを感じますね。正しいことをお伝えすればするほど、「そんなことは分かっている!」と言われたり、こういうと言葉が悪いですが、ナメられてしまうんです。そういう事は、こちらからのアプローチ次第で改善できるものですけれど、関与を始めたばかりの頃は、年齢の壁を感じることもありますね。それから、お客様によって考え方が違うので、それを見きわめるのも難しいですね。全員に同じ言い方をしても、いけないですね。コミュニケーションを上手くとる事が、一番難しいところかもしれません。(笑)