the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選Part22
Timers Inc. CEO / Designer 高橋 才将
the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選Part22
Timers Inc. CEO / Designer 高橋 才将
2010年新卒で博報堂に入社。
営業やプランニングを担当した後、2012年に博報堂同期の田和と、DeNAのCTO室でエンジニアをしていた椎名と3人で創業。
創業当社は受託案件を中心に行いながら、カップル専用アプリPairyをローンチ。
2012年のフジテレビスタートアップイベントやdocomoイノベーションビレッジのピッチで、連続優勝を果たす。
現在、Pairyは100万会員規模に成長し、Fammは海外進出も進めている。
Timers Inc.http://timers-inc.com/
やりたいことと仲間が見つかれば、タイミングはいつでもいいと思います。ただし、新卒で入社した会社の同期は利害関係がない最後の友達なので、1ヶ月でもいいから就職した方がその分近い考えを持った人々との出会いがあり人生楽しいのではないでしょうか。仲間がいることは大きいと思います。
研究者になりたいのであれば勉強すべきだと思いますが、起業家やビジネスでチャレンジしたいと思っているならどちらでも良いのではないでしょうか。ただ何か自分が夢中になれるものがあるのであれば全力でコミットしてみると良いと思います。大学生にはたくさんの時間がありますので。
もちろん両方必要だと思いますが、まずやってみないと分からないことが多いので行動することは大事にしています。一方で組織として今後スケールしていったときにはやはり戦略や計画も大事になってくると思うので、経営者としてバランスを持ってやっていきたいと思います。
肩書にもありますが経営者とデザイナーという2つの顔を持っています。ベンチャーの起業家は営業職出身の方が多いですが、Timersでは「ものづくり」に対する強いこだわりがあるので、経営者である私自身もデザイン面からプロダクト開発に携わっています。
学生時代は少し尖ったところがあったと思いますが就職してから丸くなりましたね(笑)前職(博報堂)では仕事上徹底的にディスカッションする機会が多かったので、自然と物事を論理的に考えぬく習慣は身についたと思います。
いま行っている事業の延長線上で実現できればと思っています。
現在は本格的には行なっていないですが考えています。恋人、家族という概念は日本だけでなく世界共通のものなので、世界中で使っていただけるようなプロダクトにしていきたいと思います。
出社はしないですが仕事に関連したことを行なっていることが多いです。特に直近で必要ではないけど将来的に大事になってくるようなものに時間を費やしたり、実行した計画の振り返りをしたりしています。もちろんずっと仕事だけしている訳ではないですよ(笑)
国内・国外問わず凄いなと思う方はたくさんいますね。また父親が事業家なのでもっとも近い距離で影響を受けてきました。
はい、います。創業者の2人ですね。大事にしているものや価値観が近く、とても信頼しています。一方で人間としてのタイプは僕とは全然違うのでそれが良いなと思っています。例えば、僕は割りとざっくりと考えるタイプですが、二人は細かく考えるタイプだったりします。
<創業者のお二人>
・田和 晃一郎さん(取締役COO)
2010年博報堂に入社、2012年Timersを創業。
博報堂では、自動車メーカーや人材斡旋企業、ソーシャルゲーム、スマートフォンアプリ領域における国内外の企業のプロモーションを担当。グループ横断の新規事業開発関連業務にも従事。
・椎名 アマドさん(Co-Founder & CTO)
2010年DeNA入社、2012年Timersを創業。
1987年東京生まれ、日本とパキスタンのハーフ。早稲田大学国際教養学部卒業後、2010年株式会社DeNAにエンジニアとして入社。初年度から開発業務以外にもスマートフォン向けサービスや、日米共同開発のグローバルなプロジェクトのマネジメントを担当。社外でも様々なWebサービスやプログラムを自ら開発。
「世界標準のブランドを作りたい」と思っています。
経営者として何を大切にするか?は哲学や価値観、事業における優先順位によって様々だと思います。
ただ、僕らは「デザイン」にこだわることで世界標準のブランドを作りたいと考えています。
本来、モノづくりにおいて「こだわる」って最も楽しいことですよね。
なのに「数字に影響しないからやる必要ないでしょ」と切り捨てるのはもったいない。
僕らとしては、せっかく「恋人」や「家族」という世界共通のテーマでやっているので、グローバルに使ってほしい。そのためにデザインは最も必要なものの一つですし、課題でもあると考えています。
起業して自分たちのチームを作って、こだわったプロダクトを世に出すことはとても楽しいので、興味があるのであればまずはやってみたら良いと思います!