『サイバーエージェント子会社社長の告白』
【第4弾】
CyberOwl 田中社長
「自分の人生が小説になるとしたら、
最高に面白い物語を!」
『サイバーエージェントのグループ会社の社長インタビュー連載企画:第4弾』
株式会社CyberOwl 田中 啓太
「社員のみんながワクワクしているか」を大切にしています。
今まで、様々な失敗をしてきましたが、
たとえ失敗をしたとしても、
社員のみんなと近い位置で、ワクワクするような事業を一緒に考えることができれば、それだけで十分幸せです。
また、社員のみんながワクワクしていると、
失敗しても、ネガティブに後ろを向くことがなく、
ポジティブに前に進み続け、成功に変えていくことができます。
私も、社員のみんなもワクワクする事業をどんどん考えて、高いレベルで実現していけるような会社を創っていきたいと思います。
「自分の人生を小説や伝記にしたときに、最高に面白い物語にしよう」と思っています。
物語が面白い方がいい。すると、波乱万丈で、山あり谷ありの物語の方が面白いじゃないですか。
ですから、できるだけ厳しいチャレンジや、大きな変化がありそうなときは、そちらを選択します。
何かを選択する、決断するときにも、これが基準になります。
「自分の人生が小説になるとしたら、どちらに行ったら面白い物語になるか?」を考えます。
すると、チャレンジをして、大きな失敗しても、それはそれで、面白い物語になりますし、
そこから続く物語も、ワクワクします。
ですから、失敗を恐れずにチャレンジしようと思えます。
守りに入らないように、チャレンジングな人生にしたいです。
自分自身の人生なので、「自分にとって、どんな人生が幸せか」を考え、
自分の人生を後悔しないように、「人生で、何を大切にしたいのか」
「どういうチャレンジをしたいのか」の軸を明確にすると人生の指針ができます。
そして、自分自身を過小評価しないことです。
本当に自分が達成したいことがあるのなら、
1回しかない人生ですから、やはり、若いうちからチャレンジしておくべきだと思います。
昔は、私も自分を過小評価していました。
「サイバーエージェントで社長になるのは、野球ばかりやっていた私みたいな人間では無理かな。」
「きっと、ビジネスコンテストに出ているような人でないと無理だよな。」
と考えたこともありましたが、
そうやって自分を過小評価してチャレンジしない自分を想像した時、
私は、「チャレンジしないことが一番後悔する」と気づきました。
「自分はここまでいける」と自分自身に強く言い聞かせて、
「絶対にそこまで行くんだ」という決断をしたら、
あとは、
本当にそこへたどりつけるよう頑張ればいいだけです。
失敗したっていいんです。
チャレンジすること自体に意味があります。
それは、誰のものでもない、
『自分だけの物語』になるはずです。
本記事の作成者:黒田訓英