“他”の存在しない独自の経営
株式会社レバレッジ / 只石 昌幸
悔しいと思う気持ちが向いた先が、僕の場合本でした。元々、小さい時から本が好きだったっていうこともあって、とにかく図書館にいって自己啓発本を読みあさっていました。帰る家がなかったから、友達の家を転々とさせてもらいながら、本だけは読んでいました。今の僕のルーツは本にあるといっても過言ではないかもしれない。そんなある日、ある社長さんから中古のノートパソコンを一台もらいました。その社長さんが言ってくれたのは、「このパソコンの中には宝物が詰まっているから、その宝物をつかむかどうかは君次第だよ」って。それでたどり着いたのが「アフィリエイト」でした。でも僕にはパソコン用のHPはできませんでした。それで、考えたのが携帯用のwebサイトでした。当時は、ちっちゃな携帯の画面に表示されるHPくらい自分にもできるだろうという勘違いからだったんだけど、やっていく内にお金が入っていきました。その内に、今度はパソコンのHPも作ってくれっていう依頼が来て、とっさに「作れます!」って言ってしまいました(笑)。しかも前金ならっていう条件付きで(笑)。それで、必死になって作りましたね。本屋に行ったり、ネットで調べたりって。そうして作り上げたHPの評判がすごくよくて。その後、人が人を呼ぶっていう感じで仕事をもらうことができました。それで、知り合いの税理士から会社を登記したほうがよいのではと言われ急きょ登記したっていうのがきっかけです。当時は、社長になろうという思いは全くありませんでした。
毎日ですね。諦めることなく、自分を受け止めることができるようになったこともよかったです。自分がまさか社長になれるとは思わなかったし、本当に優秀な人だけが社長になれると思っていたので。そう思うと、起業してよかったと思います。
サラリーマン時代のほうが、僕には大変だったと思います。サラリーマン時代はひたすら耐えるといった感じでした。成績の悪い自分に耐える、自分ってこれくらいかなって限界を作ってしまっている自分に耐えるといったようにひたすら耐え忍ぶことしかできなかったですし。逆に今の自分は、ひたすら行動し続けるだけですね。自分が駄目だったら、どうやったら自分が駄目じゃなくなるのか、何をすればよいのかを考えればいいですしね。そう考えると、今の方が全然自分らしく行動できていると思います。