“成功するひと”と“失敗するひと”との決定的な違いとは?
株式会社売れるネット広告社 代表取締役社長 / 加藤公一レオ
常にアイデアを出そうと意識することです。普通の人って何も考えずにボーッと過ごしているんですね。例えば、原宿の竹下通りを歩いているとして、皆さん何を考えて歩いているでしょうか。私の場合は竹下通りにある看板をみながら、この看板使えるなとか、ネット広告に活かせるのではないかなど、常にアンテナを張りながら歩いています。24時間考えに考えながら何か新しいことはできないかと模索しています。それが結果として新しいアイデアを生み出すことに繋がります。
事業に関してあえて一言で言うなら、古くさい広告業界の既得権益をぶっ壊し、本質的な事業を展開します。
私は、社員に会社が成長していくドラマを見せたいです。先程、私の前職は三菱商事とADKと言いましたが、どちらも既に成長しきった会社で、そこで働く自分にコンプレックスを抱いていました。確かにブランドもあり給料も高いですが、自分は何一つ歴史を作れていないと。起業時、最初は私を含めて2人でしたが徐々に人が増えていき、オフィスもどんどん広くなっていくことが大変嬉しかったです。設立からまだ4年程ですが、それでもそこにはドラマがあります。そのドラマを社員と共に感じたいですし、共に作っていきたいのです。うちみたいな社員数14人のベンチャー企業にリスクを冒して入社してくれる人は本当に可愛いんですよ。だから私は命がけで社員を守りたい。ここでいう守るとは、どこにいっても通用する実力をつけさせるということです。圧倒的な成長の場を提供します。
あくまで私個人の意見を言うと、両極端がいいと思います。つまり、超大手企業か社員数50人以下のベンチャーに入るということです。一番良くないのは、中途半端な中小企業です。これには理由がありまして、起業家として成功するためには、実力がものすごくあるか、ブランドがものすごくあるかのどちらかがなければいけません。ブランドに関しては超大手企業に入ることで得られますよね。しかし大きなデメリットとして、そこでは歯車として機能することになり、その歯車の中でいかに素晴らしい歯車になるかが鍵となるということ。一方で50人以下のベンチャーに入るということは、歯車ではなくエンジンとして機能しなければなりません。そういう意味で仕事に対して圧倒的な実力がつき、その実力はいつでもどこでも通用するものとなります。以上のことより、両極端な会社に行くべきです。
ベンチャーである以上、世の中になかったものをその会社が作れているかということです。例えば将来性のあるネット系のベンチャー企業は良いですよね。あとは新しい事業を作ろうと貪欲になっている風土があるかどうか、これは非常に重要だと思います。
起業を志す学生に向けて伝えたいことは、成功者と失敗者の差って、実は能力の部分ではほとんどなく、あっても誤差程度ということ。では何が違うかと言えば、それは行動力の差です。成功者は本当に行動します。だから皆さんには学生時代にいかに行動できるか、自分が信じることをいかに実行できるかということを一番重用視して欲しいです。