自由な生き方をするためにビジネスがある
レバレッジコンサルティング株式会社 / 本田直之
大学生時代に留学しておけばよかったなと思います。早いうちからグローバル視野を持ったり、異文化の考え方などを頭に入れておくことは本当に重要ではないのかと感じます。ビジネススクールなどは働き始めてから行くことが重要だと思いますが、学生時代にも留学経験をしておけばよかったなと感じています。
1番の魅力は、自分で考え自分でやったものが結果となり、全てであるということです。リスクも、リターンも自分が全部管理する訳です。責任もすべて自分です。そのリスクを取れない人はやらないほうがいいと思いますし、リスクとった方が自分に向いていると感じる人は起業したほうが、実りある人生を送れます。
しかし私はこれからの時代、サラリーマンでいることの方が、リスクであると考えています。50代になってから、会社の経営がよくないだけの理由でリストラされたら、人生一人の力だけで生きていけますか?会社から放り出された時に、なんのスキルを持ってないかもしれないんです。なにかスキルがなければ、自分一人で仕事をして生計を立てていくことは不可能なんです。サラリーマンとして漫然と生きて行っても、サバイバル能力はつかないんです。それこそ大きなリスクであると思います。
留学先でお金がない過酷な生活も、サバイバル能力をつけることが出来ました。しかし、学生時代に様々なアルバイトをしていた経験が良かったなと思っています。学生時代には3つのアルバイトを同時にしていました。
同時並行でいろんなコトをやるのは本当にいい経験で、今でも色んな事をやるようにしています。ベンチャーに対する投資をしたり、ワインの講師をしたり、本も書くし、海外にも行くし、ペンケースのデザインをしたりもするし、飲食店を経営したりもするし、本当に色々なことをしています。この能力は学生時代に身に付けたスキルなんです。色んな事を同時にすると、その1つ1つにシナジー効果が発生するんです。
1つは、起業当初のベンチャー起業でアルバイトしたことです。ベンチャー企業が立ち上がる初期の体験を感じれたことは本当に良かったです。会社が盛り上がっている雰囲気がとても楽しく、刺激的な毎日でした。2つ目は、レストランのオープニングスタッフとしてアルバイトです。当時アルバイトしていたレストランは急成長している会社で、様々なことを学べました。バーの担当をしていたのですが、スタッフのマネジメントなどを学ぶことが出来ました。また、自分が頑張った分だけ給料を上げてくれる制度が、すごく面白かったです。その他には、女性雑誌の編集者のアルバイトをしていました。その仕事でも、色んな人から信頼されて仕事が頼まれるようになりました。人と人の繋がりでビジネスできることを実感でき、とても楽しかったです。
必然的にやらざる負えない環境に自らを置いたので、もちろん忙しかったです。しかし、その経験のお陰で様々なタスクをこなせるようになったのだと思います。また、お金に対する考え方が非常に変わりました。レストランは時給制で、その他は能力給で、雑誌の編集者としては歩合制だったのですが、異なる給与体系のアルバイトを体験できて、働いてお金を稼ぐということを学べました。