自由な生き方をするためにビジネスがある
レバレッジコンサルティング株式会社 / 本田直之
30歳までに起業するなどの目標を持つことは本当にいいことだと思います。しかし、プランがないのに、その目標に縛られて起業に飛び込んでしまうのは良くないです。自分のタイプを理解して、取り組まなければなりません。自分のタイプとは、最終的にどのような人生を送りたいのかだと思います。起業が向いていない人ももちろんいます。ビジネスを起こすということは相当なリスクとストレスが伴います。例えば、お金を借りても、返せなかったりしたら会社は潰れてしまうわけです。業績が悪くてもサラリーマンなら給料が保証されています。しかし、経営者であったら業績が悪い時に給料はありません。そういう事もストレスにもなっていきます。起業することが全てではないということも知って置くべきだと思います。
自分がお金払ってでも、やりたい仕事をした方がいいということを伝えたいんです。給料が高いから、この会社を選んだという人がるけど、初任給の時の差なんて、生涯年収を考えたら大差ありません。就いた仕事が自分でお金を払ってもやりたい仕事だったらいいんだけど、そうでなければ、給料なんて関係ないんです。大学卒業してからの、3年間が一番重要な時期だと思っています。その時期に学んだ仕事によって、自分の一生の仕事のやり方や、考え方のベースが形成されるんです。やりたい仕事に就けたら、給料もらえるだけ、ラッキーだと思ったほうがいいです。お金払ってでもやりたいことを見つけることが、将来自分には大切です。
しかし、やりたいことを見つけようとすると、なかなか大変なんです。やりたくないことを見つけていく事も1つの手だと思います。自分がやりたくないことは何なんだろうなと考えていく過程で、自分がやりたいことが見えてくると思います。
自分自身のやりたいことは、社会や世の中には様々な生き方があるんだという学生に事を伝えることだと思っています。「今までのやり方はこうだったから」、「上司がこういうから、このやり方しかないんだ」という考え方はもう通用しないと思います。私は今、学生の支援を多くしているのですが、大学で講演をしていく中で自分の自身のライフスタイルを伝え、私のようなビジネススタイルも選択肢の1つとして存在することを伝えたいんです。会社の上司や、学校の就職課、親が言うことを真に受けないで欲しいんです。もちろん尊敬は必要だけれども、先輩はもう今の時代ではありません。新しい考え方で生きて行くことがこれからは大切です。