21世紀は「女性の時代」
株式会社スマイルボイス / 倉島 麻帆
以前、お仕事をご一緒させていただいた方の紹介で面接を受けて、NHKデジタルラジオのディレクター兼アナウンサーになりました。しかし、ディレクターの仕事はとても大変だったんです。例えば、今までの番組にないような斬新な番組企画書を会議で出さないといけないんですよね。これが、全然通らないんですよ。ジャーナリストとして「自分の番組からムーブメントを起こすぞ!」っていう意気込みがないと駄目なので、新聞等から拾っていてはもう遅いんですよね。でも、ここでの経験がかなり私自身の成長の場となったのは間違いありません。
35歳の結婚直後に夫が失業してしまったんです。夫は同じラジオディレクターとして働いていたのですが、局が色々大変な時だったんです。「結婚=安定」という私の神話が崩れた時でしたね。(笑) ショックで暗い日々を送っていたのですが、これが転機となって「スマイルボイスカウンセラー」という天職に巡り合ったんです。
最新の脳科学や心理学を活用し、セルフイメージを上げて人前で堂々と話す、技術だけでなく「心をこめて話す」方法など、年間約100回のセミナー・研修を行っています。 私が今まで数多くのプレゼンテーション・スピーチを聞いてきた中で、一番「もったいない」と思うのが、皆さんの「声・話し方」、そして「表情」でした。声が小さい、滑舌が悪い、人前であがってしまう、表情が固い、など‥。
「メラビアンの法則」にもある通り、プレゼンやスピーチの良し悪し、相手との交渉も、話し方や表情によって決まります。株式会社スマイルボイスでは、声・話し方だけでなく、表情(笑顔)・姿勢、コーチングも含めた、トータルで真に「伝わる話し方」をお伝えしています。 コンプレックスや失敗も全て自分の資源(強み)に変え、人前での表現が輝くと「人生も輝く」素晴らしさを伝えています。声を磨くことは “世界でたった一つの、オリジナルの声を作る”ことです。『人を惹きつける(伝わる・売れる)話し方』を始め、様々なテクニックや、家でも練習出来るノウハウをお伝えします。
マナーでもしゃべりでも、「3H」がバランスよく整っていることがいいとされています。「3H」とは①Head(頭・知識)、②Hand(手・技術)、③Heart(心・気持ち)です。この中で一番大切なのは、③の「Heart」です。まずは「綺麗にしゃべろう」「滑舌よくしゃべろう」ではなく、『心を込めてしゃべる』ことから初めてみて下さい。そこで大切なことは、「どう話したら相手が成長するだろう?」「相手のためになるだろう?」ということを常に念頭におきながら、『相手目線でしゃべる』ということです。人前で話すときに「あがる」「緊張する」こと「自分目線」です。ビジネスでも人間関係でも根底にあるのは、この「相手目線になる=相手の立場に立つ」ことです。 そしてその人にとって一番良い声とは、笑顔のときなんです。表情を明るく変えると、感情がついてきて、さらに声も響きよく出るようになります。感情・表情・声の響きは三位一体なのです。