人との出会いがとても大切
あきない総合研究所株式会社代表取締役 / 吉田雅紀
子供服などを販売するショップ「ポムアレー」の業態店化とフランチャイズ展開です。 当時は専門店が主流だったのですが、そうではなく、幼児までは「ポムアレー」の商品を使っていただいて、小学校に上がってからは小泉産業のコイズミ学習机などを愛用してもらう、そしてゆくゆくは婚礼商品なども扱うようになればライフパートナーとしてお客様とお付き合いできる。 そんな「業態店」として展開しようと考えました。
店舗展開は小泉産業の年商からすると、ひとつのプロジェクトの予算が大体50億円以上だったので急速な店舗展開が必要でした。 経営陣へのプレゼンは「“フランチャイズ”というビジネスフォーマットで、1店舗1億円の収益で200店舗を展開していきます」と話しました。 1990年頃の話ですが、その頃フランチャイズといえばコンビニくらいで仕組みがほとんど浸透してなかったですからね。 経営陣は新しいビジネスフォーマットを知り、すごく乗り気になってくれましたよ。
あきない総合研究所では、起業家が尊敬される社会を目指して、「起業家支援エンジン」を加速させる事業を行なっています。そのエンジンは、ベンチャーサポート事業とパブリック事業、地域活性の3点からなる、総合的な起業家支援エンジンです。これらを、加速させて、起業家が尊敬される社会を実現したいです。
正直分かりません。それは個人個人によってちがうので、ひとつに断定するのは非常に難しいと感じています。ただ、成功する人に共通する原則が存在するわけではないと、私は思っています。成功する人の原則がある、という考えだと成功する人しか起業できなくなってしまうと思いませんか。巷では、「こういう人が成功する」というノウハウで溢れていますが、それは妄想だというのが私の持論です。
また、起業家に有利な性格や考え方なんてありません。動き出した人だけが結果的に起業家の道を歩むのです。事業というのは、それを実行する人によって決まります。なので、事業を大きくしたいならアナタが大きくなればいい。楽しいものにしたいなら、アナタが楽しめばいいです。起業家の定義があるとしたら、それは決めることができる人のことでしょうね。